R35GT-Rも新型Zが生まれなかった可能性も! 日産の「901運動」はやっぱり偉大だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■901運動とは1980年代末から1990年代初頭に日産が掲げていた目標

■「1990年代までに技術の世界一を目指す」という意味だった

■R32型スカイラインGT-Rなどの数々の名車を生み出した

名車・名機・新技術を生み出した901運動

 1980年代末から90年代初頭にかけて、日産車は異彩を放っていた。「技術の日産」という理念はもちろん、それが単に技術の先進性だけでなく、クルマとしての総合力を高めていたからだ。背景にあったのが、「901運動」という社内活動である。

 901運動の意味は、「90年代までに技術の世界一を目指す」という目標であり、技術開発はもちろん、造形などにも新たな血が注がれた。

 そこから生まれた車種は限りないが、代表的なのがR32スカイラインであり、その延長としてGT-Rの復活がある。ただし、新技術の導入はその前からはじまっており、ATESSAと名付けられた前輪駆動(FWD)車向けの4輪駆動はブルーバードから、ATESSA E-TSは後輪駆動(RWD)車の4輪駆動として、また後輪操舵のHICASもGT-Rの前のスカイラインやシルビアから導入され、ほかにマルチリンクサスペンションなども901運動から生まれた。

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R32型日産スカイラインGT-Rの走行シーン画像はこちら

 新しい車種として登場したP10と呼ばれる4ドアセダンのプリメーラは、そもそもクルマ全体の構成を見直す取り組みがなされ、5ナンバーのFWDセダンにとって最大の合理性を追求しながら、走行性能も高いという、欧州でも評判を呼ぶクルマとなった。「プリメーラ・パッケージ」の言葉で、全体像を宣伝した。

P10型日産プリメーラのフロントスタイリング画像はこちら

 ガソリンエンジンも、SRと呼ばれた直列4気筒とRBと呼ばれた直列6気筒が誕生し、SR型はプリメーラなど小型車に搭載され、RB型は従来のL型に代わりスカイラインや、排気量を増大しGT-Rにも採用され、それぞれ主力エンジンとなった。

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