タイヤが地面に着かず浮かんでいる! トラックの「謎機構」の正体とは (1/2ページ)

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タイヤが地面に着かず浮かんでいる! トラックの「謎機構」の正体とは

この記事をまとめると

■大型トレーラーはタイヤを浮かせて走っていることがある

■これは「リフトアクスル」というメカニズムによるもの

■その狙いは主に高速道路における通行料負担の軽減

日本では高速通行料金が安くなる

 物流を支える大型トレーラー、多くの荷物を積むためにはたくさんのタイヤで支えなくてはいけない。トラクターヘッドで2軸4輪、トレーラー側で3軸6輪、あわせて5軸10輪といった大型車両を見かけることも珍しくないだろう。

 そんな大型トレーラーの足もとに注目すると、ときおりタイヤが浮いていることがある。これは故障ではなく「リフトアクスル」というメカニズムによるもので、その狙いは主に高速道路における通行料負担の軽減だ。

 たとえば、トラクターヘッドが2軸、トレーラーも2軸の4軸8輪の大型車両があったとして、トレーラー側の1軸を浮かせると、3軸6輪の状態になる。これにより、高速道路における通行料区分が「特大車」から「大型車」にダウングレードされる。通行料が下げるというわけだ。

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大型トレーラーのタイヤのイメージ画像はこちら

 だからといって自由にリフトアクスルをするのは違法行為になる。リフトアクスルシステムは、軸重(≒積み荷の重さ)によって自動的に上がったり下がったりする。空荷に近いときはタイヤを浮かせて運送コストを抑え、しっかりと荷物を積んでいるときはすべてのタイヤを接地させて、しっかりと支えるという非常に合理的な仕組みなのだ。

 というわけで、リフトアクスルは高速道路の通行料を抑えるための仕組みと理解できるわけだが、それだけがメリットとは限らない。実際、海外でもリフトアクスルシステムは採用されている。

 積載量が少ないときにタイヤを浮かせることが燃費にポジティブだからだ。大型トレーラーのタイヤは、ただ転がっているだけでもそれなりの走行抵抗がある。積み荷を支える必要がないときにタイヤを浮かせておけば燃費が有利で、その効果は5%程度が期待できるというのだから、かなり大きい。

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