ガードレールや標識への「当て逃げ」は立派な違反! 自爆事故の「届け出先」と実際の「修理費用」とは (2/2ページ)

ガードレールを擦った程度では請求が来ないことも多い

 修理にかかる費用は下記のとおり。

・ガードレール

 ガードレールが1メートルあたり5000円~1万円。工賃や誘導係の人件費なども必要なので、総額30万円ぐらいになることもある。

・信号機

 LEDタイプで約15万円。信号機をコントロールしている制御装置を壊してしまうと、100万円オーバーの例も。

・道路標識

 これが意外に高く、40~50万円という例がある。

・カーブミラー

 本体は2~4万円。工事費用が加わると10万~20万円。

・電柱

 7mタイプは、1本数万円。15mタイプの電柱は、1本15万円ほど。これも工事費が高い(20万円~)

 とはいえ、ガードレールなどは擦った程度では請求が来ないことも多く、保険会社に事故を届けてあっても、修理費を自己負担したり、請求が来なかったりして、最終的に保険会社からの支払いがなければ、翌年も等級は変わらない(保険を使った場合は3等級ダウン)。

 自動車保険を使う場合、警察から「交通事故証明書」を発行してもらう必要があるので、ガードレールなど道路施設とぶつかった場合も必ず事故直後に警察に一報入れることを忘れずに(物損事故なら、違反点数や反則金などのペナルティは基本的にない)。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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