同じお金を払えば性能で圧倒する最新スポーツカーが買えるのになぜ? 新車以上の値段の旧車スポーツにクルマ好きが群がるワケ

同じお金を払えば性能で圧倒する最新スポーツカーが買えるのになぜ? 新車以上の値段の旧車スポーツにクルマ好きが群がるワケ

この記事をまとめると

■近年80年代〜90年代の国産スポーツカーの人気が高まっている

■費用対効果は間違いなく現行型のほうが優れている

■それでも旧型を高値で購入する人が絶えない理由を解説する

あえて中古スポーツカーを選ぶ理由とは?

 留まることを知らない勢いで上昇し続けている80~90年代の国産スポーツモデルたち。ロータリーエンジンを搭載するRX-7にシルビアや180SX、トヨタのツアラー系など、現在の新車ラインアップには存在しないモデルの価格が上昇してしまうのはわからなくもないが、現在も後継車種が存在しているスープラや86、ロードスターなども軒並み高値となっているのが現状だ。

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日産・シルビア(S13)のフロント画像はこちら

 スポーツカーの肝と言えば言うまでもなく動力性能であるが、これらのモデルは動力性能においても新型のほうが明らかに90年代のモデルよりも上まわっており、スポーツカーとして費用対効果は間違いなく現行型の方が優れていると言えるだろう。

 ではなぜ、性能的には劣る旧型を高値で購入したいと考えるユーザーが少なくないのだろうか?

 まず一番大きな要因として挙げられるのは、現代ではさまざまな制約によって再現不可能なエクステリアデザインというものがあるだろう。とくにリトラクタブルヘッドライトなどは歩行者保護の観点からも、コスト面などの観点からもメリットよりもデメリットのほうが大きく、今後新型に採用される可能性は非常に低いと言わざるを得ない。

トヨタ・スープラ(A70)の走行写真画像はこちら

 そしてエンジンに関しても、現在のように厳しい排出ガス規制がなかったことに加え、チューニングのノウハウも膨大な蓄積があるため、モアパワーを求めるのであれば80~90年代の車両をベースとしたほうが有利になるという部分もある。

RB26DETTエンジンの写真画像はこちら

 そして何より80~90年代のスポーツカーは頭文字Dなどの漫画やアニメ作品やグランツーリスモに代表するレースゲームにも数多く登場し、幼少期から慣れ親しんだ存在であった世代が免許を取得して実際にクルマを購入する段階で候補に挙げるケースや、当時免許は取得していたものの、手の届かなかった憧れの存在を、ある程度余裕ができて購入するというケースなどもあり、純粋なスペックだけでなく、思い出もプラスされたことで少々高額でも欲しいと考える人が多いと言えるだろう。

トヨタ・カローラスプリンタートレノ(AE86)の走行写真画像はこちら

 機能や性能だけを見れば現行モデルがもっとも優れているのは明白ではあるが、それ以外の部分においては思い出補正なども含めて現行車では味わうことができない部分があるというのが、ネオクラスポーツカーの人気が衰えない要因ということになるのだ。

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