時間をかけて移動する贅沢な乗り物になった「はかた号」
いまのはかた号はどうなっているのかなと調べてみた。
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前方には完全なプライベート空間につつまれる、それぞれの窓側に2席、計4席のプレミアムシートが用意され、そこから後ろは、両窓側とセンターで計3席がレイアウトされている。プレミアムシートでは、Wi-Fi、ワイヤレス充電器、USBポート、アイマスク、スリッパ、ビオレさらさらシート、飲み物、空気清浄器、フェイスカーテン、レッグレストなどが装備されており、快適さがさらに向上していた。
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後方のビジネスシートでも、Wi-Fi、USBポート、アイマスク、スリッパ、飲み物、フェイスカーテン、レッグレストなどが装備されている。
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写真で見た限りでは、シートも以前乗った車両よりも快適なものになっているように感じた。料金については、いまはダイナミックプライシングを採用しており、WEB予約ではプレミアムシートの大人片道料金は1万8000円から2万3000円となっている。飛行機のプレミアムシート並みかそれ以上に快適に過ごしたいと思えばお値打ち感は高い。ちなみにビジネスシートならば9000円から1万8000円となっている。
筆者は、はかた号で深夜高速バスに病みつきとなり、翌年は大阪までの深夜高速バスを利用して、「勝手に三都（京都、大阪、神戸）物語」を夏季休暇に楽しんだ。
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料金が安めなのはいいが、移動時間がかかるので、深夜高速バスは若者の利用が目立つと思いがちだが、けっして若者の移動手段ではなく、リタイア層やそれこそビジネスマンなど多様な人が、それぞれの理由で移動手段として選んでいる。目的地で到着した早朝から行動することができるというのは、深夜高速バスの最大メリットといっていいだろう。
福岡ならば、東京からなら飛行機で1時間半程度。一方ではかた号なら約14時間かかる。見方を変えれば、はかた号は時間をたっぷりかけて移動するという面では、現代人にとってはぜいたくな乗り物ともいえるかもしれない。
