国産ナンバーワンに10年も君臨した「怪物SUV」日産エクストレイル! 新型は王者に返り咲けるか歴代モデルから占う (1/2ページ)

国産ナンバーワンに10年も君臨した「怪物SUV」日産エクストレイル! 新型は王者に返り咲けるか歴代モデルから占う

この記事をまとめると

■エクストレイルは日産のSUV

■2022年10月に4代目に進化した

■今回は歴代モデルを振り返る

新型エクストレイルがカッコいい!

 2022年10月に4代目に進化した日産エクストレイル。VC(可変圧縮比)ターボエンジンを使ったe-POWER、前後2モーターによる電動4輪制御技術e-4ORCEなど、技術の日産の面目躍如と言いたくなるほどの内容で、走りを含めて業界内の評価は高い。

 個人的にはそれとともに、「タフ×上質」というコンセプトを掲げたデザインにも注目した。デザイナー自身の「シルエットはスクエアに戻した」という言葉もあったように、大ヒットした初代のモチーフを取り入れてきたからだ。

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日産エクストレイル(4代目)のフロントスタイリング画像はこちら

 僕はちょうど2000年、初代がデビューしたときのことを思い出した。日産は前年に経営危機からルノーとアライアンスを結ぶことを決定しており、エクストレイルは新体制下で生まれた初の量産乗用車だった。

 真冬の北海道で行われた事前取材会ではまず、「4人が快適で楽しい200万円の使える四駆」というコンセプトを聞かされた。良い意味でそれまでの日産とは一線を画した、ユーザーに寄り添った考え方に共感した。

日産エクストレイル(初代)のフロントスタイリング画像はこちら

 それでいて技術の日産は健在。オールモード4×4と名付けた電子制御4WDシステムによって、本格的なクロスカントリー4WDに匹敵する悪路走破性を持っていることが、雪のテストコースで確認できた。

 デザインも先発のトヨタRAV4やホンダCR-Vが乗用車らしさを強調したのに対して、逞しさをアピールし、インテリアは撥水加工を施したシート、外して洗えるラゲッジボードなどを装備。「タフギア」というキャッチコピーを掲げていた。

日産エクストレイル(初代)の内装画像はこちら

 こうした作りがユーザーに受けて、エクストレイルはデビュー翌年から10年間、国内SUV登録台数でナンバーワンの座に君臨したのだった。

名前:
森口将之
肩書き:
グッドデザイン賞審査委員
現在の愛車:
1971シトロエンGS/2002ルノー・アヴァンタイム
趣味:
ネコ、モーターサイクル、ブリコラージュ、まちあるき
好きな有名人:
ビートたけし

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