新たなワーゲンバスとして注目されるID.Buzzも日本初公開! 東京ミッドタウンで「ID.スクエア」が開催中

この記事をまとめると

フォルクスワーゲンが「ID.スクエア」というイベントを実施中

■日本未導入の最新電気自動車「ID.Buzz」も参考展示

■2022年12月25日(日)の午後8時まで開催

タイプIIを彷彿とさせる電気自動車「ID.Buzz」が日本初公開

 2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにすることを目指して、電動化車両のラインアップ拡大を進めているフォルクスワーゲン。電動化ブランドの「ID.」シリーズは現在、SUVモデルのID.4やコンパクトカーのID.3など、多様なボディサイズを用意している。

 そして今回、東京・六本木にある「東京ミッドタウン ガレリア地下1階アトリウム」にて、こうしたフォルクスワーゲンの電動化への取り組みを紹介するブース「ID.スクエア」が展開されている。

 一番の注目は、日本にはまだ導入されていない電気自動車「ID.Buzz」が参考出展されていること。

 このモデルは、2017年のデトロイトモーターショーで出展されたコンセプトモデル「I.D.BUZZ」が製品化されたもので、そのデザインは往年の名車フォルクスワーゲン・タイプIIを想起させる。欧州では、すでに発売されており、日本導入も期待されている注目のモデルだ。ちなみに展示車両はアイルランド仕様となる。それでは、詳細を見ていこう。

 気になるボディサイズは全長4712mm、全幅1985mm、全高1937mm(欧州参考値)とやはり大柄。日本の道路事情を鑑みるとやや大きさが気になるか? ただ、ライムイエローのボディカラーも影響してか、実物はそこまでの大きさを感じさせないまとまりのあるデザイン力に驚かされた。

 インテリアは広々としており、メーターパネルとディスプレイモニターの液晶パネルなど直線的でシンプルな印象を与えつつも、先進さを表現。

 また、3人分のリヤシートが備わったことで足もとスペースもしっかりと取られているので、大人3名乗車でもなんら問題はないという印象を受けた。

 2段階に仕切れる荷室スペースは、さまざまな荷物に対応できるユーティリティの高さが伺える。

 パワートレインは、リヤに搭載されたモーターが最高出力204馬力、最大トルク310Nmを発揮。気になる航続距離は77kWhのバッテリーを満充電にした状態で423kmとなっており、常に充電の心配をしないといけないということはなさそうだ。車両価格はドイツ本国で6万4581ユーロ(約900万円)に設定されている。

 そして、ID.Buzzのほかにも日本に導入済みのSUVモデル「ID.4」は、展示のほかに事前予約で試乗も可能だ。

 この「ID.スクエア」は、毎日午前11時〜午後8時まで開催され、日程は2022年12月25日(日)までとなる。

 クリスマスの土日を利用して、ぜひ訪れてみてほしい。


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