いまだディーゼルが主流の日本の路線バスは大丈夫か? 韓国のソウルで驚いた「電気自動車バス」の台頭 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■韓国・ソウルにて路線バスを観察

■多くのBEV路線バスが走っていることに驚いた

■現在の日本の状況を海外から来た人が見たら違和感を抱くかもしれない

ソウルで路線バスウォッチング!

 以前知り合いから、韓国の首都ソウル市内には地元韓国だけでなく、中国メーカーなど多彩なBEV(バッテリー電気自動車)路線バスが走っているという話を聞いており、大変興味を持っていた。そんな折、たまたまソウルを訪れる機会を得たのでさっそく街角路線バスウォッチングをすることにした。

 海外出張の折りには訪れた都市にあるバスターミナルの場所を調べ、そこでバスウォッチングしているのだが、調べてみるとソウルでは鉄道のソウル中央駅前にバスターミナルがあるようなので、さっそくバスだけでなく地下鉄などでも利用できる交通系ICカードを地下鉄の駅で購入し、宿泊先からソウル中央駅へ向かった。現地に到着してみると知人の話のとおり、地元韓国のヒョンデ自動車だけでなく、同じく韓国のエジソンモータース、そして比亜迪(BYD)ほか、数ブランドの中国系メーカーの路線バスが走っているのが確認できた。ヒョンデの『エレクシティ』はBEVだけでなく、FCEV(燃料電池)タイプのバスも走っていた。駅近くに駅と駅の反対側を結ぶかなり高い高架橋があったので、そこからターミナルにくるBEV路線バスを撮影していたら夕方になってしまったので、翌日は実際に乗ってみることにした。

 日本国内でも『乗りバス(バスに乗って楽しむ/筆者はとくに路線バスが大好き)』を日々欠かさない筆者は、海外出張先でも乗りバスをして楽しんでいる。最近ではBEV路線バスを探しては積極的に乗りバスをするようにしている。

※写真はロサンゼルスのEVバス

 複数の路線が走る幹線道路でバスに乗り(本数が多いから)ソウル中央駅から一定距離離れたバス停との間を往復するコースを設定してさっそくBEV路線バスに乗車した。最初はエジソンモータースの車両。車内中扉すぐ近くに座ったのだが、インバーターと思われる音などが、やや目立っていたのが印象的であった。続いて中国系メーカーの車両に乗った。意外と言うのもなんだが、エジソンモータースの車両よりは加速もスムースであり、車内でのメカニカルノイズも少なく感じた。そして最後はヒョンデのエレクシティ。加速イメージや車内の静粛性など、やはりエレクシティが一番好印象を持った。ただし、これは通販番組でよくある『あくまで個人の感想』となるのを断っておく。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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