いまクルマもスマホみたいに「ソフトウェアアップデート」の時代! いまのままで問題ないからと「お知らせ」を無視してもいい? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いまクルマが制御プログラムのアップデートを行うことがある

■アップデートを行わないことによって起こる不都合を解説

■今後はOTAによる走行中のアップデートなども行われるだろう

クルマもスマホアプリのようにアップデートが必須に!?

 スマートフォンやパソコンで利用しているアプリやOSがプログラムのアップデートをした……という経験がない人はほとんどいないだろう。無料アプリであっても何らかの問題が発見されれば、アップデートによって解決するというのは当たり前となっている。

 バグと呼ばれるプログラムの不具合を修正することで正常化・進化を遂げるというのがアプリ全般にいえる「あるべき姿」である。入念にバグを見つけて完璧なものをリリースすべきという主張もわからなくはないが、バグフィックスによって修正する手法が現実的だ。

※写真はイメージ

 同様のことは、自動車にもいえる。かつてのようにキャブで燃料を吹き、デスビで点火時期を合わせてきた時代であれば機械の調整によって調子をよくすることもできたが、いまどきの自動車はエンジン車であってもプログラムによって動いている部分がほとんどとなっている。ハイブリッドやEVでは制御プログラムによって走りや燃費なども変わってくることは、ご存じのとおりだ。

 液晶パネルを使ったデジタルメーターであれば、ソフトウェアアップデートをすることで表示内容を改善することができる。最近の例でいえば、トヨタbZ4Xとスバル・ソルテラという両社共同開発によるEVが、ソフトウェアアップデートによってメーターの航続可能距離表示を実態に即するようにしたほか、それまで存在していなかったバッテリー充電率の表示を追加するといった改善を実施している。

※写真はアップデート前のbZ4Xの液晶メーター

 このような制御プログラムのアップデートのお知らせが届いた場合、それを放置することにメリットはあるのだろうか。

 基本的な答えは「ノー」だ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

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