680馬力のV8ツインターボエンジンを搭載した2990万円のスーパーツアラー! アストンマーティンが「DB12」を発表 (2/2ページ)

最新の電子制御を搭載してドライバーの運転をサポート

 また、クルマの前後左右上下の動きを捉える6軸慣性測定システムを備えたエレクトリック・スタビリティ・プログラム(ESP)システムも搭載。センターコンソール上のESPボタンから4つのモード(ウェット、オン、トラック、オフ)を切り替えることで、状況に応じた最適な制御を段階的に選ぶことができる。

 さらに、ボディ剛性は大幅に強化され、最新のアクティブダンパーを備えたサスペンションの装着やミシュランがDB12専用に開発した「パイロットスポーツ5S」の装備などにより、エモーショナルな走りを楽しむことが可能になった。

 進化したのは走行性能だけではない。DB12のエクステリアデザインは、大型のグリルやつり目のヘッドライトによる存在感のあるフロントまわりが特徴。さらに、スポーツカーらしいロングノーズと後方に向かってなだらかにカーブを描くルーフライン、リヤフェンダーの張り出しなど、新型モデルでありながらアストンマーティンと一目で認識できるスタイリングを実現した。

 一方インテリアは、ドライバーを中心としたコクピット作りが徹底され、運転に集中できる環境が整えられた。さらに、コネクテッド機能が備わった新たなインフォテインメントシステムや「Bowers&Wilkins(バウワーズ&ウィルキンス)」のサラウンド・サウンドシステムなど、優れたユーティリティと高い快適性を実現。最高級のマテリアルがふんだんに使用されたインテリアは、まさにウルトラ・ラグジュアリーと呼ぶにふさわしいものとなっている。

 新型DB12は、2023年の年末ごろから日本でのデリバリーを開始する予定で、価格は2990万円。

 2030年を目処にラインアップを100%電動化することを目指しているアストンマーティンにとって、純内燃機関の「DBシリーズ」は今後、貴重な存在となることは間違いないだろう。ブランドの価値を全身で表現し、エンジンの鼓動を直に感じられるこのDB12の登場を素直によろこびたい。


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