趣味がないならクルマに沼っちゃえ! 手頃な価格でどっぷりハマれること間違いなしの車種4台 (2/2ページ)

愛車と一緒に大規模イベントに参加してみるのもアリ!

 3台目は、新旧どちらでも趣味仲間がたくさんできそうな、MINI。自分でメンテナンスしたり、コツコツと仕上げていくのが好きな人ならクラシックMINIがオススメです。1959年に誕生してから長い間、世界中で愛されてきたクラシックMINIなので、年代によってさまざまな特徴があり、販売されていた国によっても少しずつ仕様が異なるものもあるので、中古車はそれこそ一期一会といえる1台になるはず。日本ではローバー・ミニとしてインポーターが正式に輸入販売していたモデルがありますので、それを目印に探すと比較的いいモノが見つかるのではないでしょうか。

 初心者ならば、MINI専門ショップなど知識を持ったスタッフがいるお店を見つけて、お世話になりながら自分でもメンテナンスなどを覚えていくのがいいと思います。

 そして、「できればあまり故障などしてほしくないな」、という人なら現行モデルのMINIがオススメ。こちらは自分でコツコツといじる楽しさは薄いかもしれませんが、内外装のアクセサリーパーツは豊富なので自分らしいスタイルにカスタムしたり、オフ会なども各地で頻繁に行われていますので、参加すれば同じ趣味の仲間たちとも楽しい時間が過ごせると思います。

 4台目は、日ごろはファミリーカーとして便利に使いながら、趣味としても楽しみたいという人にオススメなルノー・カングー。フランス生まれの5人乗りミニバンですが、本社の人たちも驚くほど日本のカングー文化は広がりを見せています。

 黄色やオレンジ、ピンクやグリーンといったカラフルなボディカラーがあり、インテリアは国産ミニバンのように至れり尽くせりではないところが逆によくて、クッションやドリンクホルダーなどをカングーっぽく手作りするハンドメイドに沼る人も。とくに、年に1度開催される「カングージャンボリー」には全国からカングーオーナーが集まり、ピクニック気分でくつろいだり、ハンドメイドの作品をフリーマーケットで販売して、オーナー同士のコミュニケーションを深めたり、すごい盛り上がりを見せています。

 広い室内はペットとのドライブにもピッタリなので、愛犬家がクルマを趣味にする際にも良いのではないでしょうか。

 ということで、クルマを趣味にするにはどうしても最初に費用はかかるものの、その分、単なる趣味を超えた楽しさや充実感が得られるものだと思います。気になる車種があれば、ぜひ思いきってトライしてみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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