お金はあるけど自宅近くに「大きな月極駐車場」がないから買えない? キャンピングカーの「駐車場難民問題」をオーナーに聞いてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■キャンピングカーは大型であるがゆえに駐車場に困る人も多い

■一般的な月極駐車場に収まる場合もあるが、契約を拒否されるケースも確認されている

■キャンピングカーなどの大型車両に関しては車庫証明の条件が緩和される場合がある

置く場所がない人でもキャンピングカーは買える?

「ううっ、キャンピングカーが欲しい!」だけど、「あんなデカいクルマ、どこに駐車するの?」という疑問を持たれる方もいるかと思います。そこで今回は

・キャンピングカーの駐車は難しい?
・駐車場難民になってしまったら?
・自宅から離れたところでも車庫証明は取れるの?

 以上の内容で考察したいと思います。

 ちなみに私事で恐縮ですが、実際に「駐車場難民」となってしまった私の事例も参考までにご紹介します。

キャンピングカーの駐車は難しい?

 キャンピングカーは見た目にもゴージャスでマッチョなので、「あんなデカいクルマ、どこに駐車するの?」と思ってしまいますが、実際はそれほどでもありません。キャンピングカーと言ってもいろんな種類があります。軽キャン、それもバンタイプは、普通車とまったく同じサイズなので問題ありません。ポピュラーなキャブコンも、じつは2m×5mのサイズが多く、普通車用の駐車場にも停められます。

 問題は、高さです。キャブコンの場合は2~3mくらいの高さがあるのが普通なので、まず立体駐車場は無理です。マンションや駐車場によってはゲートなどがある場合、その高さゆえに入れない場合もあります。可動式の駐車場の場合は、重量制限にひっかかったりします。また、バンコンなどは、幅高さは問題がなくても、スーパーロングボディタイプは5m以上あるなど、普通の駐車場に入れない場合があります。このほか、多くの輸入車のように、その「長さ・幅・高さ」ともにデカいと普通の駐車場には入れないので完全にアウトです。ダンプやトラックが入るような駐車場を探さないといけません。

 逆に、自分の駐車場に入るサイズを購入条件にしてキャンピングカーを選ばれる方もいます。ご自宅の駐車場に入るサイズのキャンピングカーの場合、一戸建てにお住まいの方は、部屋がもうひとつできたような感じになります。

 お父さんなどは、帰宅すると自宅ではなく、キャンピングカーに入り込んで「防妻シェルター」にしたりします。このように、キャンピングカーとひと口に言っても、その車種・サイズによって、事情が変わってくるということを考慮しないといけません。


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