日産マーチの欧州版「マイクラ」がEVに大変身! 斬新デザインに400km超えの航続距離などその全貌を徹底解剖 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「マイクラ」がEV化して2025年後半に欧州で発売される

■歴代モデルを踏襲しつつ新たなイメージの外観と内装が与えられた

■新世代モデルらしく航続距離・走り・安全性が進化している

日産の本気か? 新型マイクラがEVで登場

 今年に入ってからずっとファンをヤキモキさせている日産だが、ここにきてうれしいニュースが届けられた。2025年の後半に、新型マイクラが欧州でリリースされるというのである。「マイクラって何?」という人もいるかもしれないので、ここで簡単に説明をしておこう。

「マイクラ」の日本名は「マーチ」。そう、現在まで続くコンパクトカーブームの火付け役であり、日産を代表するコンパクトカーとして5世代・40年以上にわたり世界中で愛されてきた一台だ。そんなマイクラだが、今回のモデルチェンジでついにEV化することが発表された。

EV時代らしい個性的なデザイン

 新型マイクラのエクステリアを手がけたのはロンドンのNDE(日産デザインヨーロッパ)。「お客さまに愛されるようなワクワクするデザインの仕かけを細部に施しました」と責任者であるジオバーニ・アローバ氏が語るように、EV時代ならではの個性的な工夫が盛り込まれている。

 そのひとつがヘッドライト。ドアロック解除時にはヘッドライトが左右に脈動する「ウェルカムウィンク」を行うなど、遊び心のある演出でドライバーを迎えてくれる。同様の演出はドアロック時にも行われる。

 全グレードに18インチホイールを標準装備し、ホイールデザインは3種類から選択可能。ボディカラーは最大14パターンの組み合わせが用意され、ツートーン仕様もラインアップされている。

シンプル&上質で空間効率にも優れる室内

 いままでのマイクラに共通するインテリアテーマである「シンプルで控えめ、かつ優雅さを感じるデザイン」は、今回の6代目マイクラでもしっかりと受け継がれている。

 ドライバー正面には10.1インチの大型ディスプレイを配置し、インストルメントパネル中央の同サイズのタッチスクリーンディスプレイでナビやオーディオ、電話操作もスマートに行うことができる。グレード別に3タイプのシートが設定され、快適な空間を提供してくれる。

 全長4m未満・全幅1.8m未満のBセグメントのコンパクトカーながら、326リッターもの荷室容量を確保している。都市部での扱いやすさと実用性を両立しているのもポイントだ。


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