トラックの後ろを走るのが10倍楽しくなる! トラックのお尻は情報の宝庫だった!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックに記載されているいろいろなマークや数字はトラックの身分証明書のようなもの

■マークや数字を見ることで最大積載量や取り扱う荷物などがわかる

■そのほかにもトラックにはさまざまな表示や掲示が義務付けられている

トラックの後部はまるで身分証明書!

 トラックの後ろを走っているときに、ナンバープレートを始めとしていろいろなマークや数字が記載されていることに気がつく方も多いだろう。これらのマークや数字は、どんな車両であるかを表しているため、まさにトラックの身分証明書のようなものだといえる。バンボディトラック、トレーラー、危険物運搬車など、用途によって書かれているマークも文字も異なるため、それぞれの意味や記載される車両についてまとめてみよう。

最大積載量

 最大積載量は文字どおり荷物を積むことができる最大重量のこと。荷台に最大積載量以上の荷物を載せてしまうと、荷物の落下、事故の原因となってしまうこともあるため、最大積載量を超えると罰則の対象となる。

 この最大積載量は車検証にも記載がされ、最大積載量は「車両総重量-(車両重量+乗車定員×55kg)で計算できる。貨物自動車に分類される自動車や特殊車両など、貨物を積載する空間をもっている車両の場合、車体の後部に最大積載量を表示する義務がある。

危・毒・高圧ガス・火

「危」マーク:引火性のある物質などの危険物を輸送するトラックに取り付けられる。
「毒」マーク:塩素、ニトロベンゼン、発煙硫酸、黄リンなどの毒物及び劇物を輸送するトラックに取り付けられる。

「高圧ガス」マーク:高圧ガスステッカーは警戒標であり、公道及びそれに類する場所に高圧ガスを積載して移動する際には、周囲への注意喚起として、高圧ガスを積載している危険性を知らせる意味をもっている。高圧ガスの移動車両に貼られている。

「火」マーク:火薬類を輸送するトラックに取り付けられる。しかし、火薬類を輸送する場合でも、5kg以下の火薬。2000個以下の猟銃雷管、200個以下の実包、空包、信管又は火管であれば、「火」マークの表示は必要はない。


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