必ずしもタクシーのほうが早いとは限らない
「急いで!」というと速度超過してまで早く行ってくれるのか?
よくタクシードライバーに「急いでください!」と声をかける乗客もいますが、「急いで!」といえばタクシーは速度超過をしてまで早くいってくれるのでしょうか。その答えは「No」ですが、実際の現場を見渡すと「Yes」になっているというのが実情です。
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先ほども述べたとおり、速度超過は交通違反です。もちろんタクシーも交通社会の一員であるため、速度超過をしている場合は取り締まられます。そのため、乗客から「急いで!」といわれたからという理由で速度超過をして取り締まられた場合は、一般ドライバーと同じようにキップを切られます。
筆者が務めていたタクシー会社の乗務員のひとりに乗客から「急いでといわれたらどうしてますか?」と聞いたところ、「急ぎます!」や「急いでます!」と乗客にいいながら法定速度で走るというドライバーがいました。このように、ドライバーに「急いで!」といっても法定速度を遵守するドライバーもいます。
タクシー=早い・短時間ではない場合もある
タクシーは、公共交通機関のなかでも短時間で移動できるというイメージをもっている方も多いのではないでしょうか。
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確かにタクシーは、乗車した場所から目的地まで直接送り届けてくれるため、他の公共交通機関よりも短時間で移動することができる場合が多いです。ただ、道路状況によっては、渋滞により電車のほうが早かったという場合もあります。そのため、タクシー=早い・短時間ではないこともあるということも理解したうえで利用するようにしましょう。