魚介類好きはコイツを見たら敬礼! 中古車も販売されている「活魚運搬車」の「知らなかった」!! (2/2ページ)

活魚運搬車は個人でも購入可能

 国土交通省では魚介類を生きたまま専用に輸送する活魚運搬車の条件を以下のように規定している。

1)魚介類が生存するに十分な海水等を貯蔵することができる物品積載設備を有し、かつ、客室(客室がない場合は、運転者席)と隔壁により区分されていること

2)1の物品積載設備に酸素等を供給することができる装置を有すること

3)物品積載設備内の海水、泡などが走行等による揺動により漏洩、飛散することを有効に防止することができる構造を有すること

4)物品積載設備には、適当な大きさの開口部を有する積卸口を有し、かつ、海水等を排出するための排出口を有すること

5)海水などを排出するためのポンプを有する場合には、当該ポンプを作動させるための動力源及び操作装置を有すること

6)密閉されていない物品積載設備にあっては、積載できる最大水位(最大積載量を算定する際の容器の上限)を示す線等を物品積載設備の側面又は後面に明確に表示してあること

 最後に、活魚運搬車は誰でも買えるのか? という疑問が湧いたのでリサーチしてみると、中古車サイトには何台もの活魚運搬車が掲載されたいた。車両の状態にもよるが、小型の場合はおおよそ30万円、大型の場合はおよそ400万~800万円程度が平均的な価格帯のようだ。

 もちろん、水槽設備を搭載しているので、一般的なトラックよりも高めの設定だが、個人的に購入することは可能ということになる。ちなみに新車の価格相場はおおよそ4000万~5000万円といわれている。

 ただし、水槽には海水が入っていることで、シャシーや架装部分に塩害が発生するのは活魚運搬車の宿命。購入の際には架装部分の錆チェックをお忘れなく。


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