この記事をまとめると
■北米には日本で販売されていない特別仕様のSUVが存在する
■各社のモデルとも本格的なパーツが奢られており無骨なテイストとなっている
■人気モデル向けにあとから装着できる専用パーツも用意されている
北米専売のSUVが”超”魅力的!
大型SUVファンで、北米市場に憧れない方はいないはず。なんといっても北米専用モデルが各メーカーからリリースされ、その多くが日本国内では手に入れづらいのです。無論、大きな車格や不自由な税制など、国内向きとはいい難い理由もあるっちゃあるのですが、カッコいいものはカッコいいわけで、ほしがらないわけにもいきません。そんなファンには目の毒ですが、どんなラインアップなのかチェックしてみました。
■ホンダ CR-Vトレイルスポーツ ハイブリッド
CR-Vはホンダが長年作り続けてきた人気SUVですが、北米では初のオフロード仕様といわれるトレイルスポーツ・ハイブリッドが発売され話題を独占しているとか。ホンダリアルタイムAWD(インテリジェントコントロールシステム)を装備したのはもちろん、よりアウトドアらしいスタイリングや18インチサイズのタイヤ&ホイールなど、大幅にワイルドネスが増しているのが特徴です。
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しかも、トレイルスポーツ専用トリムとでもいうべき装備が満載で、アッシュグリーンパールの専用ボディカラーをはじめ、フロントフェイシアにはシルバースキッドガーニッシュ、リヤバンパー下部には専用シルバーガーニッシュ、ピアノブラックのリヤスポイラー、さらにはグリルとテールゲートにオレンジ色のTrailSportエンブレムが配されるなど、個性あふれるスタイリングも人気に拍車をかけるはず。
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ただし、同車はアメリカのインディアナ工場だけで生産されるとのことで、日本への導入は目処が立っていません。というより、残念ながら導入計画の片鱗すらないとのこと。CR-Vファンの歯ぎしりが聞こえるようで、なんだか申し訳ありません(笑)。
■スバル アウトバック ウィルダネス
レガシィアウトバックの受注終了は一部のファンにとって悲しいお知らせでしたが、その傷に塩を塗り込むようなニュースが北米でのアウトバックウィルダネスの存在ではないでしょうか。なにしろ、2021年にラインアップしたウィルダネスはアウトバックの魅力をマシマシにしただけでなく、基本性能すらアップしたと北米のスバリストたちを唸らせているモデル。イエローのワンポイントやら実用性満点のルーフレールなど、カッコいいだけではないのです。
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たとえば、最低地上高を標準モデルの8.7インチ(約220mm)から9.5インチ(約240mm)へと高めることで悪路走破性は飛躍的にアップ。加えて、悪路走行を支援するX-MODEもDEEP SNOW/MUDモードの対応レンジを拡大するなど「ガチなオフロード仕様」を構築。そりゃあアラスカだろうとロッキー山脈だろうと楽勝で走り抜けられることでしょう。また、レヴォーグやWRXに搭載されている水平対向4気筒2.4リッター直噴ターボが搭載されているのも日本のファンからしたら羨ましいポイントに違いありません。
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国内導入すればかなりの反響が得られそうなのに、と考えたものの、どうやら北米の悪路を想定したサスペンションや装備が日本にはオーバークオリティに過ぎるというのが未導入の理由とのこと。ガチなオフローダーこそ、国内スバリストが望むクルマだと思うんですがね……。