小型よりも大型のほうが寿命が長い
こうした実情を考えると、より重いものを積載できる大型トラックのほうが寿命は短いような気もするが、実際は2トン未満の小型トラックの寿命が約20万kmなのに対して
大型トラックは約70万km以上の寿命があるといわれている。
これは、大きいほどエンジン性能や耐久性が高いのが理由のひとつ。また、大型トラックは長距離移動のために高速道路利用が多く、市街地の走行と比較してもエンジンなどへの負担が比較的少ないことも寿命が伸びる要因といわれている。
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もちろん小型トラックなどはその逆で、ストップアンドゴーを繰り返す市街地走行が多いことから各部への負担が多いため、大型トラックに比べ寿命が短めになってしまうのだ。
もちろん、どこまで走れば寿命に達するのかはトラックによってもまちまちなので、30万kmで寿命! というような線引きはできないが、それでも普通乗用車よりははるかに長寿命なのは間違いない。
とはいえ、トラックは非常に高価な乗りもののため、気軽に買い替えるのは現実的ではない。そこで重要になるのが、基本的なことではあるがマメなメンテナンスと丁寧な運転ということになる。
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では最後にトラックの大きさ別の寿命を見てみることにしよう。
・小型トラック:平均的な走行距離は約20万km
・中型トラック:平均的な走行距離は約40万~50万km
・大型トラック:最走行距離は約70万km
個体によっても差が出るものの、上記がトラックの大きさ別平均寿命の目安だ。