架装部分のメーカーも表示!
さらに、トラックは架装部分のメーカーが書かれていることも多く、これまた知識がないと何を意味しているのかわからない部分でもある。
たとえばパブコ、トランテックス、などがその架装メーカーの名前だ。
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「減トンとなる場合がございます」という注意書きもトラックならでは。減トンとは、規定の最大積載量よりも積載量を減らして登録手続きをすることだが、中古トラックのなかにはそうした個体が含まれていることもある。こちらも購入するなら注意が必要な項目だ。
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そのほか、トラックのアピールポイントが記入されている部分を見ると、専門用語やトラック用パーツの名前が満載で、じっくり読み解くのも面白い。その一部を紹介するが、1回で全部わかるのは現役のトラックドライバーくらいだろうか。
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では最後に中古トラックを買うときの初歩的な注意点を紹介しておこう。
一般的な乗用車は車体、エンジン、室内をまとめて1台のクルマとして販売されている。しかしトラックは、エンジンやキャビンとは別に、クレーンや冷蔵庫、冷凍庫など架装部分が別となっているケースが多々ある。そのため、エンジンはしっかり整備されているのに、クレーンが動かない、冷蔵庫が冷えないなどの特殊なトラブルも珍しくない。
さらに、エンジンオイル交換記録があるとないとでは大きな差が出る部分だ。トラックは長距離を走るため、定期的なメンテナンスがエンジンの寿命と密接に関係している。しっかりと定期的な整備を工場やディーラーで行っていれば、オイル交換の時期や量などが記録された整備簿やシールがボディに貼られているので確認してほしい。
そして最後になるが、エンジンからの異音やマフラーからの白煙、もしくは大量の黒鉛も注意したいポイントとなる。