バネカン・エビ金・ウイングロック! これだけ知ってれば「トラック通」を気どれるトラック用語 (2/2ページ)

後付けできるパーツも!

ロープ通し

 名前のとおりトラックのアオリ下側に開いている、ロープを通すための穴のこと。よく見かけるトラックにもある一般的なパーツなので見たこともあるだろう。ロープ通しは別名「ねずみ穴」とも呼ばれ、ロープを通して荷台の床枠のロープフックにロープを締めることで、荷物を荷台に固定することができる。ロープ通しがないアオリであっても、パーツを使うことであとから追加することもできる。

スタンションガイド

 荷台に支柱を立てるときに使われる土台となるパーツ。おもな目的は積み荷を安定させることであり、木材や鋼材などの長物の荷物を運搬するとき、荷崩れの防止になるスタンションガイドは、「木材運搬用」と「鋼材運搬用」の2種類がある。

アオリハンドル

 アオリを開閉するときに使うロック機構。大型トラックだけでなく、軽トラックにも装着されている。アオリを閉まった状態に固定するための部品で、用途はエビ金ハンドルと同じ。アオリハンドルを操作することでアオリの固定と解除ができる。

床フック

 普通に見るだけでは見つけにくいが、荷台を少し上から見るとわかりやすいのが床フック。フロアフックという呼び方もある。床フックは荷台の床に左右均等に取り付け、荷物を固定するロープやベルト、フックを引っかけるためのパーツ。使わないときはリング部分が水平に格納されるので、荷物を積んでいても邪魔にならない優れものだ。

ラッシングレール

 バンボディやウイングボディの荷台で積み荷を固定するレール。おもにラッシングレールはラッシングベルトを固定するためにトラック荷室内の壁や床に設置され、ラッシングベルトの先端にあるフック金具を引っかけて使う。

 いかがだったでしょうか。見たことはあるけれど名前を知らなかったパーツや、そもそも名前を聞いても正体不明のパーツなど、トラックの荷台にはまだまだ一般には知られていない独自のワールドが広がっているんですね。


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