国産小型トラックの雄「エルフ」がフルモデルチェンジ! AT限定免許でも運転できる新ディーゼルトラック「エルフミオ4WD」も仲間入り

この記事をまとめると

いすゞの小型トラック・エルフ4WDがフルモデルチェンジ

■AT限定免許でも運転可能なエルフミオに4WDをラインアップ

■オンライン商談ができる「ELFmioストア」を9月下旬に開設

小型トラック「エルフ」がフルモデルチェンジ

 1959年に初代モデルが登場して以来、いすゞの主力商品として長年にわたり支持されてきた小型トラック・エルフ。すでに後輪駆動モデルは2023年にフルモデルチェンジをしているが、今回、4WDモデルもフルモデルチェンジを行った。さらに、AT限定の普通免許でも運転できるディーゼルトラックの「エルフミオ」にも4WDモデルを新たにラインアップ。より幅広いニーズに対応したモデル構成となった。

 新型エルフ4WDは、キャブの内外装を刷新し、2WDモデルで好評の9速デュアルクラッチトランスミッション「ISIM(アイシム)」を4WDにも採用。多段化されたギアと素早いシフトチェンジにより、ドライバーの疲労軽減と快適な走行フィーリングを実現している。さらに、パーキングギアを備えたことで駐車時の安全性も向上。4JZ1エンジンとの組み合わせで燃費性能も高め、とくにISIM搭載車では従来比で15%の燃費改善を達成。2025年の税制改正による重量税免税・自動車税非課税の対象となっている。

 安全面では、交差点右折時に対向車を検知し自動でブレーキをかけるプリクラッシュブレーキ機能を、従来の対向歩行者から対向車両にも拡大。また、ドライバーが急病などで異常を起こした際に自動で車線内に停止する「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を搭載し、安全性を一層高めている。

AT限定でも運転できるエルフミオ4WD

 一方、AT限定普通免許で運転可能な国内唯一のディーゼルトラックであるエルフミオには、新たに4WDモデルが追加された。最大積載量は1.05トンで、平ボディやバン、温度管理車、さらには消防車への架装も可能。1.9リッターディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載し、13.5km/L(JC08モード)の優れた燃費性能を実現。6速ATとの組み合わせでスムースな走行を実現している。

オンラインで商談ができる「ELFmioストア」

 エルフシリーズの購入に関してだが、従来の販売方式であるいすゞ販売店での商談に加え、今後はスマートフォンやパソコンから見積もりや商談を行うことができるオンライン販売チャネル「ELFmioストア」を9月下旬に開設する予定だ。

 エルフシリーズ全体の国内目標販売台数は年間4万台を予定しており、価格は新型エルフ4WDが771万7600円、エルフミオ4WDは463万6500円となっている。


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