まさかの電波通信機能付き! 工事現場で見かける「光るカラーコーン」が光のシンクロを行うハイテク装備だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■工事現場にはさまざまな用品や設備が置かれている

■代表的なアイテムであるカラーコーンには点灯させるためのアタッチメントが存在する

■最新のモデルでは点灯のタイミングを通信で管理できるモノが存在する

カラーコーンは汎用性が高い

 普段クルマを運転していると、道路やその周囲を工事している現場に出くわすことがあると思います。

 たいていの場合は、いつものスムースな流れを阻害されたことへちょっとだけ不満を覚えつつも、「次は迂回しようかな」なんて考えながら通過して、数分後にはもう頭からそのことは除外されているでしょう。
でも、止められているときにちょっと注意して見ると、いろんな工事用の用品や設備があることに気付くはず。

 ここでは、そんな工事用のグッズのなかから、ハイテクな技術を感じる、カラーコーンの上に載る点滅灯にスポットを当ててちょっと紹介してみましょう。

■ただ点滅するだけのアイテムだけどそこにはいろんな工夫が詰まっていた

 工事現場にあるアイテムといえば、まず何を思い浮かべるでしょうか? そうです「カラーコーン」ですね(※諸説あり)。

 その思い浮かべたカラーコーンはきっと、朱色寄りの赤い色をしているでしょう。というのも、工事現場で実際に使用されているカラーコーンの多くは赤ですが、用途によっては黄色だったり緑だったりと、その名のとおり“カラー”はさまざまです。

 ただ、カラーコーンの用途は(運転者の)注目を集めて、「そこに避けるべき対象がありますよ」と示すことなので、目立つ色を使うというのがまず第一にあるでしょう。

 日中の用途であれば、まずあの赤や黄色を見落とすことは少ないと思いますが、これが夜間や霧の深いところなど、肉眼で視認出来づらい状況になると話は別。いくら目立つ色でも限界があり、見落とされるリスクは増えてしまいます。

 そのために考え出されたのが、カラーコーンの視認性を補助するための点滅灯です。

 ちなみに点滅灯には、商品ごと、あるいは用途によって名称がいくつかあるようで、たとえば「警告灯」、「工事灯」などが一般的なようです。

 ひと昔前は、おそらく電池式で赤い光で点滅を繰り返すだけの円筒形のものをよく見かけました。あるいはカラーコーンの間に数珠つなぎのように張られた、透明のチューブの内部に点滅する赤いLEDが仕込まれたものもありました。

 あれのおかげで、夜間や濃霧の状態でも離れたところから工事現場の存在を視認できるようになり、交通の安全にかなり寄与したことでしょう。

 それからいろいろ技術が進歩したのに合わせて、ソーラー給電とリチャージブルバッテリーを組み合わせた長期間可動できるタイプなどが生まれて現場の使い勝手はだいぶ向上しています。


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往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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