4代目パジェロに5代目クラウン! ベトナムの街で日本人が嬉しくなる「チョイ古」クルマをあれこれ発見 (2/2ページ)

5代目クラウンまで現役で走っている!

 初代フォード・フェスティバかと思ったモデルは、韓国・起亜自動車のプライドであった。プライドは日本ではフェスティバとしてデビューしており、「フェスティバ5」としてラインアップされていた。一瞬レザートップかと思ったのだが、屋根はほかの部位とは異なるボディカラーに塗装されていたようであった。韓国系資本の強いベトナムらしく、ちょっと古いモデルも韓国車が目立っている。

 そのほか、クラウンセダンとしては5代目となるトヨタ・クラウンも見かけられた。ベトナムがドイモイ政策を始めたころ新車だった世代のモデルであり、当時VIP向け車両としてベトナム国内に入ってきたのかもしれない。このあたりのクラウンは、中国やベトナム以外の東南アジアの国々でいまも目にすることがある。

 そのような国々がちょうど経済開放や本格的な経済成長に入ってきた時代のモデルであり、当時いち早く事業で成功したひとがこぞってクラウンセダンに乗っていたようで、アジアではクラウンは「特別なクルマ」として見られているように筆者は感じている。

 旧車と呼ぶには少々新しいかもしれないが、ベトナムという国の自動車の歴史を見ていくと、10年や20年落ち程度のクルマがいまも元気に走っているのはあまり想定していなかったので、思わず注目してしまった。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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