「便急特ールガンカ」「ンレチエ化酸」トラックの右側面に書かれた「逆配列の文字」! わざわざ読みにくく書かれる「納得の理由」 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックの横に描かれた「逆配列の文字」は読みやすさを重視したため

■救急車のボンネットにも「逆文字」が使われている

■「20t超」シールには「新規格車」の意味もある

トラックに書かれた謎の文字にはどれもちゃんと意味がある

 普段何気なく見ているトラックだが、時折、書かれている文字を見てあれ? っと思う瞬間がある。「なんて書いてあるんだろう?」というものから、文字が読めても意味がわからないというものまでじつにさまざま。そこで今回は、トラックに書かれている文字について掘り下げていきたい。

 まずはトラック特有ともいえる逆配列の文字。目の前に止まったトラックの文字を普通に読もうとすると、まるで意味がわからない。おもわず口に出して確認してしまう人も多いのではないだろうか?

 こうしたトラックの右側面の文字が逆に書かれている理由……それは文字の読みやすさに配慮したため。文字が書かれた方向は左右ともに同じではなく、車体の左側は左から右に、車体の右側は右から左に書かれている。こうすることで、どちらも進行方向からは正しく読めるので、進行する車両とすれ違った際、対向のドライバーは認識しやすくなるのである。

 また、「会社が前に進む」という意味を込めて、社名を進行方向に向けて書くというゲン担ぎのためという説もある。

 がっつり漢字三文字で書かれた逆文字。所見ではわかりにくいが、下の部分にある「初岩北部青果」を読めば逆に書かれている内容がわかる。

 逆文字というネタのついでに、書かれた方向ではなく、文字自体が逆というパターンもある。それが救急車に書かれた鏡文字だ。


救急車のボンネットに「救急」の文字が左右反転した鏡文字が描かれていることがあるが、これは、前を走るクルマがルームミラーで見たときに正しく読めるようにするためだ。


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