CAR:Honda e
OWNER:石川 温さん(50代・東京都)
かつて乗っていたミニと、親御さんが乗っていた2代目シビックに通ずる可愛らしいデザインに惹かれ、Honda eを愛車として迎え入れた石川さん。所有歴は4年ほどになるそうだ。ご職業はITジャーナリストだという。見るからにガジェットのようなクルマだからこそ、このクルマ選びには思わず「なるほど〜」と納得してしまった。
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Honda eをセカンドカーとして所有するオーナーが多いなか、このクルマを唯一のメインカーとして所有する石川さんは、航続距離が短さも工夫して楽しみつつ、EVの可能性を模索しながら充実したカーライフを送っているという。
もともとはアウトドアにあまり興味がなかったという石川さんだが、EV仲間の誘いで本イベントに初参加。さまざまなEVアウトドアライフ試すには絶好の機会となったようだ。
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トルクフルなRRレイアウトのコンパクトEVのメリットを楽しむ一方で、Honda eに求めていたアップデートでの進化が惜しくも叶わぬ状況になってしまったことを心から残念ががるなど、オーナーとしてクルマを公平に評価していた。
次期EVであるHonda 0シリーズに対しては「新しいモノへの好奇心と期待」もジャーナリストらしさを見せていた。
CAR:BYD ドルフィン・ロングレンジ
OWNER:足立さん(40代・東京都)
これまではロードスターやプジョー207といったガソリン車を乗り継いできたという足立さん。補助金やコンパクトなサイズなどが決め手となり、今年の2月にBYD ドルフィンに乗り換えたそうだ。
かつては、クルマはガソリンを使って走ってナンボと考えていたというが、いざEVに乗ってみると、EVならではの新鮮な走りにも開眼したという。
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以前からキャンプ経験者である一方で、EVを活用したキャンプは今回のイベントが初めてだという。とはいえ、自宅で使用しているコーヒーメーカーやパン焼き機を持ち込んだり、クルマからの冷風をテント内に送る構想を立ててみたり、気になることを試しながら、目標を持って有意義にEVキャンプを楽しんでいきたいそうだ。
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「電気があるキャンプをしたら何ができて、どんなふうになるのか知りたい」「ただ横にクルマがあるというより、クルマがあるからこそできる。そんなEVグループキャンプを仲間と一緒に楽しんでいきたい」とこれからの計画も語ってくれた。
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今回で4回目となる「遊べて学べる」次世代EVキャンプイベントを通じて、3名のEV車オーナーを取材した。ガチの長距離運転をコンパクトEVで成し遂げて航続距離の不安を払拭したり、ガジェット感覚でEVとのカーライフを送ったり、電気を取り入れたキャンプスタイルの模索したり……、その三者三様なスタイルを見ていると、それはまさにクルマが「愛車」になる過程を見ているようで、こちらまでなんだか嬉しい気持ちになる。
EVは発展途上で世の中にはいろんな意見があるが、こうして前向きに受け入れられているEVとオーナーのリアルな姿を見ることができた。まだまだたくさんの可能性を秘めているであろう今後のEV業界と次世代EVキャンプイベント「EV SUMMER CAMP」の未来に期待が膨らむばかりだ。