命に関わる場合も!
●乾電池
キャンプやBBQなど、アウトドアでのレジャーを楽しむ機会が増えるこの時期。あるいは家族で帰省や旅行する際に、子どもが肌身離さずもっているおもちゃを持参することもあるでしょう。
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スプレー缶と同様に、夏場は乾電池が大活躍する季節でもあります。そこで怖いのが乾電池の液漏れや破裂、そして爆発の事故です。とくに何年も使いっぱなしで、錆が出始めているような乾電池はとくに危険です。
●炭酸飲料水
ゼロカロリー&ノーシュガー、そしてのど越しのさわやかさ。何本飲んでも太らないし、コンビニなどでも入手できる手軽さ。あるいはサイダーのような、程よい甘みがあるシュワシュワ。暑い夏は炭酸飲料水が手放せないという人も多いのではないでしょうか(筆者も炭酸水を飲みながらこの原稿をまとめています)。
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炭酸飲料水入りのペットボトルを開栓するとき「プシュ」という音がします。密閉されていたペットボトルのなかのガスが抜けた音です。この時期、未開栓あるいは飲みかけの炭酸飲料水を密閉されたクルマの車内に置いておくと、炭酸ガスの圧力が高まり、ペットボトルが破裂する可能性があります。無味無臭の炭酸飲料水であればまだしも、サイダーなど、砂糖入りの飲みものだと車内がベトベトになってしまいます。
●食品類
家から持参したお弁当やパンなどの食品類は、この時期はいたみやすいので注意が必要です。大人であれば食感や臭いなどで「これを食べたらお腹を壊す」と直観的に察することができても、子どもの場合はうっかり口にして食中毒を引き起こすリスクがあります。とくに生ものは要注意! それではせっかくの旅行や帰省が悲しい思い出となってしまいます。
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また、食事の前にアルコール消毒液で手を拭くにしても、除菌シートを使うようにしてください。プラスチック容器などに入ったアルコール消毒液を放置すると、高温が原因で車内にアルコールが充満して少しの火種でも引火や爆発を引き起こす可能性があります。
●まとめ:いわずもがな「人」も……。
この時期、「エアコンが切られて、密閉された車内に放置された幼児が……」といった痛ましいニュースを目にします。50℃以上もある密閉されたクルマの車内に閉じ込められたら大人でも危険なのに、小さなお子さんともなればどうなるか、容易に想像がつくはずなのに、それでも毎年のように悲劇が繰り返されています。そのたびに何ともやりきれない気もちになる人も多いのではないでしょうか。
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では、エアコンをオンにしたままであればいいのかというと、決してそうでもありません。親が運転している様子を見ている子どもたちが、見よう見まねでクルマを動かしてしまうリスクがあります。また、何者かに連れ去られる可能性だってあるのです。ほんのわずかな時間であっても、とくに小さな子どもは車内に置いたままにせず、親と一緒に行動することが重要だと考えます。