この記事をまとめると
■クルマの盗難は日本中で起きている
■盗難が発生したらまずは警察や保険会社に連絡することが先決
■SNSでの拡散も効果があるほか近隣のコインパーキングに一旦保管されている場合もある
クルマが盗まれた……! 最初に何をすべき?
朝起きて駐車場に向かったら、昨日まであったハズの愛車が忽然と姿を消していた……。そんなクルマ好きであれば信じられない車両盗難という事件だが、残念ながら定期的に発生してしまっているというのが現状だ。
ではそんな最悪の事態に遭ってしまった際、ユーザーとしてはどんな対処をすればいいのだろうか?
車両盗難のイメージ画像はこちら
まず真っ先に行うべきは、警察への通報だ。警察は車両盗難に対しては積極的には動いてくれないという声もあるが、それでも警察組織のネットワークは一般人とは比べ物にならない広さを誇り、別件の声掛け(職務質問など)でヒットした……ということもあるので、確実に行っておきたい。
警察署のイメージ画像はこちら
続いては加入している任意保険の会社だろう。これは車両保険を付帯している場合に限るが、車両盗難は車両保険の支払い対象となる。
ただし保険金の支払いには盗難届の受理番号が必要となるので、やはり警察への連絡はマスト。また盗難後の車両保険の支払いには1~2カ月程度かかるのが一般的なので、連絡は早いに越したことはないだろう。
なお、車両保険の受け取り後は車両の所有権は保険会社に移ることなるのだが、その後に愛車が発見された場合は、そのまま車両保険を受け取ったままにするか、車両保険額を返還して車両を引き取るか選ぶことができる。
自動車保険の契約書のイメージ画像はこちら
ただ保険金の支払いから一定の日数が経過したあとは車両の引き取りができなくなるほか、盗難された車両がキレイな状態で帰ってくることはまれであるため、どちらを選択するかは状況や愛着によって考えるしかないだろう。
それ以外に近年、意外と有効なのがSNSでの拡散だ。影響力のあるアカウントなどで拡散してもらえれば多くのSNSユーザーの知るところとなり、目撃情報などが舞い込んでくる確率もアップする。
ただSNSには悪意をもったユーザーも一定数存在するため、心ない言葉を投げかける可能性もあり、車両盗難で沈んだ気もちに追い打ちをかけられることもあるので、リスクがある点も考慮しておきたい。
SNSのイメージ画像はこちら
そのほか盗難直後は車両にGPSなどが装備されていないことを確認するため、一時的にコインパーキングなどに放置するというケースもあるので、しらみつぶしに駐車場をチェックするというのも一定の効果があるようだが、もし車両を発見できてもすぐに車両に近づいたりせず、警察に通報することをオススメしたい。というのも近くで窃盗犯が監視している可能性もあり、最悪の事態となる可能性もあるからだ。
コインパーキングのイメージ画像はこちら
いずれにしても、盗難されてしまうと無事に自分の手に愛車が戻ってくる可能性は低いといわざるを得ないので、まずは盗難されないようにセキュリティなどを強化したいところだ。