やらかした際は関係各所に連絡を
●精算できない、または精算したのにロック板が下がらず出庫できない
精算しようとしたら精算機が反応しない、駐車券を読み取ってくれない、お金を投入できない、投入したのに反応がない、精算したのにロック板が下がらない……などなど。これらは精算機やロック板の不具合、故障が原因のトラブルです。
支払う意志がありそれが遂行できない、あるいは支払いをしたのに出庫できないという状況は設備の不具合による問題なので、運営側に責任があります。
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対処方法としては、案内板や精算機に記してある管理部門へ電話するのが早いでしょう。場所や状況により解決までの時間はマチマチですが、大手の運営ならリモートで対処できるところもあるので、電子的な問題ならその場で解決できることはずです。
ただし、ロック板の機械的な故障の場合は、スタッフの到着を待たないと解決できない可能性が高いので、時間がかかります。
●駐車券を失くしてしまった、破損してしまった
駐車券式のコインパーキングでは、提携施設の利用で割り引きを受けられることも多くあるので、駐車券をもち歩くケースも少なくないでしょう。
その場合にちょくちょく聞くのが、駐車券の紛失や破損というトラブルです。駐車券には入庫の時間が記録されていますので、それが読み取れない状態では精算ができなくなってしまいます。
その場合の措置として、多くの精算機には「駐車券紛失ボタン」が用意されています。そのボタンを押すと、駐車券紛失時の“規定の”料金が請求されますので、それを支払うことで出庫が可能になります。
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ただ、この方法では「法外な料金が請求された!」と憤慨する声も聞かれます。実際にその駐車場の最大料金よりも高い金額を請求されたという例もあるようです。
この請求金額については、その駐車場を運営する会社の規定によりさまざまで、監視カメラなどの記録を参照して利用時間分の請求で済んだり、最大料金で済んだり、あるいは先述のように最大料金に手数料や違約金が加算された金額になる例もあります。
ただ、電話連絡のあとに情状酌量を考慮してもらえるケースもあるようなので、連絡はしておいたほうがいいでしょう。いわずもがな、紛失しないのが一番ですが……。
●違う番号で精算してしまった
このケースもわりとよく聞くトラブルです。思い込みや勘違い、あるいは「6」と「9」を間違えたりして自分の駐めた枠ではないところの精算をしてしまったという経験をしたという人は意外と少なくありません。
場合によっては高額になることもあるので、「ま、いっか」で済ませられないこともあると思いますが、これについては利用者側のミスなので、やり直しは期待しないほうがいいでしょう。
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管理センターに連絡して、自分のミスを認めたうえでお情けに訴えることで、払い戻してもらえるという可能性はゼロではありませんが、入出庫の情報を調査したり支払い情報を確認したりと、管理センターの手間を考えると期待はできません。