物流倉庫の利用料金はどうやって決まる?
では、一般人でも物流倉庫を使えるのかといえば、答えはイエスだ。テレビ、タンス、マットレスなどの家財道具や、置き場所に困りがちなスキー板やタイヤなども保管してくれる。
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こうした物流倉庫の使い方だが、基本的には荷物を置いたときの容積で料金が計算される。たとえば、物流で使うカーゴひとつに入る分だけでいくらなどと計算するわけだが、そのほかには1坪単位(一坪だとおおよそパレット2枚分)という計算方法もある。
つまり、小さくても数が多い荷物の場合には、ひとつの荷物の大きさ×数量で容積を計算するというわけだ。逆に、大きなものは数が少なくても料金が上がるのはご想像のとおりだ。
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では、なかなか内部を知ることができない物流倉庫にはどんなものが運び込まれてくるのかを少し紹介しておこう。
化粧品の材料や文房具、液晶モニターに衣類、ボンベなど、その種類は数えきれないが、大きなものになると、パレットを3枚繋げないと置けないほどの場所を取る家畜の餌を入れる容器や、データセンターで使う大きなロッカーくらいはあるサーバー用の入れ物などがある。
物流倉庫にやってきたウイングトラック画像はこちら
こうして、品物が世の中に出まわる前に保管するという役割をもつ物流倉庫は非常に重要な施設なわけだが、最後にスタッフさんが教えてくれたちょっとうらやましい話を紹介して終わろうと思う。
倉庫で預かる荷物にはいろいろな種類があるのは先ほど説明したとおりだが、まれに預けた荷物のサンプル品を荷主さんがプレゼントしてくれるケースもあるんだとか。それは美容アイテムや化粧品、衛生用品に時には液晶モニターなんていうときも。
これは小規模の地域密着型倉庫ならではの話といえなくもないが、トラックだけでなく、いろいろな人、いろいろなものがやってくる、それが物流倉庫だ。