エンジン車の史上最強が決まりました! 2000馬力超えの「ヴェノムF5エボ」をとくとご覧あれ!! (2/2ページ)

エンジン出力は一気に2000馬力オーバーへ

 だが、ヘネシーにとってこのヴェノムF5のスペックはまだまだ通過点のひとつに過ぎなかったのだろう。2025年の4月に発表された「ヴェノムF5エボリューション」は、カーボンモノコックを新設計するとともに、パワーユニットの最高出力は2031馬力にまで高められた。

 さらに、先日開催されたザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリングでは、そのファーストモデルとなる2059馬力の「ヴェノムF5レボリューションLF」を正式に発表している。

 アメリカでも有数のカーコレクター、ルイ・フローリー氏のイニシャルを車名に掲げるこのモデルは、ヴェノムF5のオープントップ、6速MT仕様をベースとしたもの。そのスタイリングは、今後「ヴェノムF5エボリューション」にも導入されていく予定だとヘネシーからはアナウンスされているが、その姿は最新のスーパースポーツに相応しいきわめて魅力的なアピアランスを放つ。

 インテリアはH字型のシフトゲートや物理的なスイッチを備える、機能的であると同時にクラッシックな雰囲気をも演出したデザイン。その製造クオリティの高さも見逃せないところだ。

 ちなみにヘネシーからは、すでに32台のヴェノムF5がカスタマーのもとに納車されているというが、それらはすべて「エボリューション仕様」へのアップグレードが可能だという。もちろんそれを拒むカスタマーなどいるわけはないだろう。

 内燃機関のみを搭載する世界最強のロードカー、ヘネシー・ヴェノムF5エボリューション。はたしてそれを超えるスーパーカーはこれから現れるだろうか。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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