「サイドシル」「ストーク」「センタークラスター」ってぶっちゃけドコだよ! クルマ好きでも「フワッとしている」クルマの専門用語8つをズバリ解説 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■自動車雑誌やWEBでは専門用語が多く使われる

■よく使われている単語は略されていることが多い

■本来の意味とは厳密には異なるがそのまま使われてるケースもある

自動車業界にまつわる専門用語

 雑誌やWEBマガジン、動画配信など、自動車の情報を発信するメディアはいろいろあります。それぞれのメディアごとに特色があって、一般ドライバー向けのやさしい内容のものから、マニアでも参考になるような超専門的な内容のものまで網羅されていて、どれを選ぶかはよりどりみどりな状況です。

 それぞれのメディアでは内容に応じて自動車に関する用語を使っていますが、意外とやさしい内容のメディアでも、「これくらいなら伝わるだろう」という認識である程度の専門用語が使われているのが普通です。しかしその用語を知らない場合、会話であれば「それどういう意味?」と訊ねることができますが、発信されたメディアでは自分で調べるしかありません。

 ここでは、一般的によく使われる自動車用語のなかから、「なんとなく知ってるけど、説明しろっていわれると困る」という感じのワードを紹介していきたいと思います。

■シャシー・ボディ部編

●サイドシル

 サイドは「側方の」という意味なのはご存じだと思いますが、「シル」は馴染みが薄いワードでしょう。
「シル」は英語で「Sill」と書き、直訳だと敷居となります。敷居は廊下と部屋、部屋と部屋を仕切る床の部材で、日本家屋では障子戸のレールのケースがほとんどでしょうか。これは欧米でも一緒のようで、要はドア枠の下の部分をそう呼びます。

 実際の部分でいうと、外観ではドアパネルの下側にある細長い部分で、ドアを開けたときにまたぐチューブ状の部位のことです。ここはフレームの一部として剛性を確保している重要な箇所でもあります。

●ピラー

「ピラー」は英語で「Pillar」と書き、直訳だと「柱」となります。これはクルマでいうと、屋根を支える柱状の部分のことを指します。

 前から順にA・B・C……と名前が付けられていて、セダンタイプならCまで。ミニバンやワゴンはDまであるケースが多いですね。

 また、4(5)ドア車でBピラーがないケースをピラーレスということもあります。ハードトップやミニバンで採用例があって、開放感や乗降のしやすさがメリットです。

●コンパートメント

 このワードはやや特殊でしょうか。英語で「Compartment」と書き、直訳だと「区画(仕切られた空間)」となります。

 クルマでいうと「トランク(室)」のことを、「ラゲッジ(荷物)」と組み合わせて「ラゲージ・コンパートメント」といいうことが多いでしょう。「エンジンルーム」をちょっと気取っていうときに「エンジン・コンパートメント」と呼ぶケースもあったりします。


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往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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