ハイルーフ化により見晴らしサイコー!
もっとも、メガクルーザーにはトヨタによるハイルーフ仕様も用意されていたのですが、こちらは車体後部のみ天高が上がるタイプ。フロントスクリーンの高さはノーマルと変わりません。ケニアのカスタムは前席のルーフも上げることを選び、フロントスクリーンは特注のガラスがはめ込まれているのです。当然、前方の視界は開けてアフリカゾウの群れが突進してくる、なんてのもいち早く発見できるという寸法。
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FRPで作られたルーフに、プレクシグラスをはめ込むというカスタムですが、もともとのサイズがサイズだけに10インチ(約24cm)の高さが追加されるだけでも見た目は大きく変わっています。拡大されたフロントスクリーンの迫力も手伝って、アメリカのスクールバスかのようなアピアランスは、もはやメガの領域をはるかに超越したもの。
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ところで、ハイルーフ・メガクルーザーは10万kmほどケニアで走ったあと、アメリカの業者が買い取っています。その際、グリーンだった車体がネイビーにリペイントされ、メンテナンスを施した後にオークションへと出品。落札価格は8万4000ドル(約1200万円)とのことですから、新車価格(962万円)に比べてもかなりのプレミアが上乗せされています。
どうやら、メガクルーザーの魅力は世界共通、ビッグサイズ好きがいかに多いかということを教えてくれるサンプルです。