ケニアで改造手術を受けた日本車最強のオフローダー「メガクルーザー」がオークションに出た! サファリツアー用のハイルーフ仕様の気になる落札価格とは? (2/2ページ)

ハイルーフ化により見晴らしサイコー!

 もっとも、メガクルーザーにはトヨタによるハイルーフ仕様も用意されていたのですが、こちらは車体後部のみ天高が上がるタイプ。フロントスクリーンの高さはノーマルと変わりません。ケニアのカスタムは前席のルーフも上げることを選び、フロントスクリーンは特注のガラスがはめ込まれているのです。当然、前方の視界は開けてアフリカゾウの群れが突進してくる、なんてのもいち早く発見できるという寸法。

 FRPで作られたルーフに、プレクシグラスをはめ込むというカスタムですが、もともとのサイズがサイズだけに10インチ(約24cm)の高さが追加されるだけでも見た目は大きく変わっています。拡大されたフロントスクリーンの迫力も手伝って、アメリカのスクールバスかのようなアピアランスは、もはやメガの領域をはるかに超越したもの。

 ところで、ハイルーフ・メガクルーザーは10万kmほどケニアで走ったあと、アメリカの業者が買い取っています。その際、グリーンだった車体がネイビーにリペイントされ、メンテナンスを施した後にオークションへと出品。落札価格は8万4000ドル(約1200万円)とのことですから、新車価格(962万円)に比べてもかなりのプレミアが上乗せされています。

 どうやら、メガクルーザーの魅力は世界共通、ビッグサイズ好きがいかに多いかということを教えてくれるサンプルです。


この記事の画像ギャラリー

石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

愛車
三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
趣味
DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

新着情報