アメリカまで行ったのにレンタカーでアメ車に乗れないってそりゃないよ! 日本車じゃなくてGMが出てきたと思ったら韓国製でガッカリなんてことだらけ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■アメリカでは日本車のHEVモデルが注目を集めている

■レンタカーをアメリカで借りようとすると日本車か韓国車の割合が多い

■アメリカンブランドであっても生産国がアメリカでないモデルも少なくない

アメリカでは日本車を買うことがステータス

 2024年暦年締めでの年間新車販売台数でみると、アメリカ国内における日系ブランドのシェアは37%強となっている。これは、国土の広いアメリカ全土を網羅しての数値となるので、これを南カリフォルニア地域に限定すれば50%前後あたりになっているような光景を、街なかで見ることができる。

 一般的な乗用車やクロスオーバーSUVについて、特別クルマに強い思い入れでもない限りは、アメリカの消費者、とくに南カリフォルニアでは日本車を選択することになるだろう。高い質感に耐久性能の高さ、そしてここ最近はHEVが注目を浴びており、燃費性能の高さでも日本車はかなりリードしているのがその背景にある。

 また、このような高い評価により再販価値の高さも太鼓判のものとなり、リースや残価設定ローンなどがメインで現金一括購入がほとんどないアメリカでは、月々の支払いをセーブできることも、日本車を選ぶ理由としては大きいようである。

 昔、レンタカーを借りるときにカウンターに並び、受付スタッフとやりとりをしていたころ(いまは会員優待を使いもっと楽な手続きをしている)、「いまホンダ・シビックに乗っているのよ、すごいでしょ」といわれたことがある。私が日本人だからということもあるのだが、アメリカではローン審査では、住宅ローンや日々のクレジットカードの返済状況などが厳しく審査される。

 しかも日本のように誰でも同じ金利で、希望元金がそのまま融資されるということはなく、人によって金利や融資金額が審査次第で異なることになる。そして日本車は、決してアメリカンブランド車に比べて安くはなく、車両価格もアメリカンブランド車よりも高めとなる。日本車を新車で購入できるというのは、意外なほど自慢となるのだ。

 さらにこちらが日本人なので気を利かしたつもりなのか、日本車(当時はアメリカンブランド車のほうが多かった)をチョイスしてくれるのだが、アメリカンブランド車に乗りたい筆者が、「アメリカ車にしてほしい」と伝えると、「なぜだ?」とよく聞かれたので、「日本では日本車を運転しているので、アメリカに来たのだからアメリカ車に乗りたい」と伝えると、「それもそうだよね」と、アメリカ車を手配してもらっていた記憶がある。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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