ジャパンモビリティショー2025は大成功! これに新車販売を結び付けちゃえば自動車業界はさらに盛り上がるハズ!! (2/2ページ)

販売面にもリンクしたらさらに盛り上がる可能性大

 ただ、会場で新車を売らないとはいえ、ジャパンモビリティショー開催という千載一遇のチャンスは、たとえば首都圏限定でも構わないので、ジャパンモビリティショー開催をフックとした販売促進フェアを開催してみてもいいのではないかとも考えている。

 主催者が日本自動車工業会なので、販売現場での販売促進とリンクさせることはなかなか難しいのではないかとも思うが、期間中は各店舗での展示車を増やす(展示即売してもいいのでは)ことで、「市販車はお近くの系列ディーラーで」と振り、さらに単なる値引き拡大というよりは、オプションサービスなどの特典を用意することで、販売現場も同時に盛り上げをはかれば、ショーの開催効果もさらに広範囲にわたるはずだ。

 バブル経済のころは、「いまモーターショーやっていますからね」と、とくになにも特別なことは行われていなくて単なる値引き販売には変わらないのだが、お客の購買意欲を刺激するために特別感を演出して買う気にさせるセールスマンも多くいたようだ。また、実際にモーターショー展示のために特別塗装が施された車両が閉幕後、ディーラーに販売用車両としてやってくることもあったそう。

 少し前となるが、某輸入ブランドのオーナーミーティングのようなものを取材したことがある。そのなかの1台が、モーターショー会場で日本正式導入に先がけて参考展示されたオセアニア仕様だとオーナーから説明され(どのようにして購入したのかは聞きそびれてしまった)、どこが正規の日本仕様と違うのかという説明をオーナーから受けたのを覚えている。

※画像はイメージ

 トレードショーではなく、クルマのお祭りのような雰囲気をもつからこそ、ジャパンモビリティショーは、先進国で自動車ショーが下火になっていても、開催すればなんやかんやで話題を集めている。もちろん、日本が世界有数規模の自動車産業を有するということも大きいのだが、その会場でのお祭り気分を、少しでもいいので販売現場にもおすそ分けすることができれば、新車販売にも弾みがつくのではないだろうか。


この記事の画像ギャラリー

小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報