冬にオープン!? 意外にアリなんです! イルミ観覧に星空鑑賞も最高なオシャレ中古オープンカーたち (2/2ページ)

お洒落で楽しいオープンカーライフのススメ

レクサスIS250C

 レクサスの名前が出てきたところで、もう1台のレクサスのオープンモデルを紹介すると、2009年から2014年まで発売されていた、SCに次ぐコンバーチブルモデルのIS 250Cがある。セダンのISを2ドア、2+2のオープンモデルに仕立て、電動開閉式のアルミ製メタルトップは20秒で開閉。エンジンは3.5リッターV6と2.5リッターV6を用意する。こちらの中古車も100万円台から手に入る。

 しかし、オープンモデルの宝庫はやはり輸入車だ。

BMW Z4

 BMW Z4は、初代が2003年に登場。世界的にヒットした2シーターのロードスターだ。その3代目(2019年~)は、トヨタ・スープラと共同開発されたことでも知られるが、ここで紹介するのは、中古車価格がこなれた2009年登場の2代目Z4。世界的に人気だったBMWのコンパクトオープンスポーツであり、全長4250×全幅1790×全高190mmのボディサイズは扱いやすさ抜群。走りもBMWらしく極めてスポーティ。しかも、ルーフはソフトトップではなく軽量アルミ製のリトラクタブルハードトップ仕様と、ハードトップ、オープンのふたつの姿をもつため、四季があり、梅雨もある日本で乗るにもぴったり。

 駆動方式はFRで2.5リッター直6+6速AT、3リッター直6+7速AT、2リッターターボ+8速ATが揃う。こちらの中古車も100万円台から。バブル期からBMWは女子ウケ抜群で、オシャレなデートカー、カップルズカーとしても最適だろう。できれば、ハードトップの開閉が微低速時の走行状態で可能になった2013年のMC以降のZ4が、200万円台にはなるものの、使いやすいだろう。

MINIコンバーチブル

 上記のオープンモデルは中古車市場ではもはや希少車。しかし、台数が豊富にそろっている輸入オープンモデルがある。それがBMW参加となったMINIコンバーチブルだ。2001年登場の初代からコンバーチブルを揃え、2006年デビューの2代目、そして2013年登場の第三世代となる3代目にもコンバーチブルがある。

 ドレスアップも自在なのがミニの特徴のひとつでもあり、BMW基準のMINIならではのゴーカートフィーリングも楽しめ、オシャレなオープンカーとして乗りこなしやすいのもMINIコンバーチブルの魅力だ。

 もちろん、ここで紹介するのは、ボディサイズの拡大で3ナンバーサイズとなった、認定中古車も手に入る3代目MINIのコンバーチブルだ。安全性能、先進運転支援機能、コネクティッド機能も充実した後期型が狙い目で、その認定中古車でも価格は200万円台から。しかも、数が多く走行距離が3万~4万kmが中心で、少なめなのも狙い目たる理由。走りのよさと女子ウケの両方がかなう1台といっていい。

 そのほかにも、かなりレアなフォルクスワーゲン・イオス(100万〜150万円)、ドイツ製コンパクトオープンモデルの王道の1台となるメルセデスベンツSLK(150万〜250万円)、先進性溢れるアウディTTロードスター(200万〜400万円)といった輸入オープンモデルがあり、輸入車なら中古オープンモデルは選び放題ということになる。

 最後に、くどいようだが中古オープンモデル選びの最大の着目ポイントは幌、メタルトップの電動開閉機構の状態にある。もし交換、修理ということにもなれば、結構な出費を余儀なくされるため、状態の念入りな動作確認が不可欠(電動の場合で走行中にも開閉できるタイプならその作動)。心配なら、MINNIコンバーチブルのような、年式的にしっかりとしたメーカー保証が付く正規認定中古車が選べるオープンモデルがより安心だろう。

 突然の雨に見舞われたとき、車内に雨漏り、電動トップを開けようとして開かない、閉めようとして閉まらない、ガタガタ音がする……では、オシャレなオープンカーライフ、オープンエアのドライブデートも台なしだからである。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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