色で競うクルマの賞! 「オートカラーアウォード2025」を受賞したレクサスESとヤマハYZFの色とは? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「オートカラーアウォード2025」の表彰式が行われた

■準グランプリは「体験価値」を打ち出したレクサスESが受賞した

■グランプリは7年ぶりに二輪のヤマハが受賞をした

CMFGデザインがモビリティの世界を変える!

 12月13日、東京国際交流館(東京都江東区)にて「オートカラーアウォード2025」の表彰式が行われました。本イベントは、一般社団法人日本流行色協会が主催、モビリティの内外装すべてのカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、初回の1998年以降、今年で27回目を迎えるもの。「いい車は色がいい」をキーワードに、CMFGデザイン(カラー、マテリアル、フィニッシュ、グラフィック)の最新表現を審査します。

 同賞は昨年度までグランプリのほか、審査の内容により特別賞が設けられることがありましたが、今回よりグランプリと準グランプリで構成されることに。まず、12月12日に担当デザイナーによるプレゼンテーションが行われ、翌日13日に表彰式が行われました。なお、今回のノミネート概要は以下のとおり。

【ノミネート車】
ダイハツ・ムーヴ
ホンダ・プレリュード/N-ONE e:
スバル・フォレスター
レクサスES
スズキe ビターラ
ヤマハYZF-R3/YZF-R25
日産ルークス
三菱デリカミニ
カワサキKLX230 SHERPA
マツダMX-30

 審査員は一般審査委員、自動車色彩分科会審査委員、オートカラーアウォード審査委員で構成、「市場に影響を与えたか」「従来にない色域に挑戦して成果をあげているか」など、6項目を軸に審査が行われます。

 今回から設けられた準グランプリは、レクサスのESが受賞となりました。テーマは「TIME-時の移ろいを感じるCMFX」、カラーはエクステリアが「SOU(蒼)」、インテリアは「アオタケ」。

 すべての色が美しく見える、早朝の澄んだ空気のなかに感じる静けさや透明感をボディ色に。日本の伝統色「青竹色」から着想、風がそよぐ若竹のなかにいるような空間と時間をインテリアに展開しました。

 受賞理由は、CMFに「X(エクスペリエンス)」という概念を加え、光・音・香りなど五感に訴える要素までをデザインとして体系化した点が高評価に。レクサスならではの「日本らしさ」に向け、いわゆる体験価値をもち込んだ姿勢に斬新さが見られたようです。


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すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

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いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
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好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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