この記事をまとめると
■あと付けしにくいメーカーオプションはまず安全・運転支援を優先して装着するべし
■電動スライドドアなどの快適装備は今後の家族構成の変化や用途変更を見越して決める
■上級グレードは売却時に有利だが人気オプションが装着されていればプラス査定になり得る
数あるオプションをどう選ぶべきなのか
オプションには生産ラインで装着されるメーカーオプションと、販売店や物流センターで組み付けるディーラーオプションがある。ディーラーオプションの多くは購入後に装着することが可能だが、メーカーオプションは一部の例外を除くと、あと付けはできない。メーカーオプションは、あとから装着できないから購入時の判断が重要だ。そこで購入時に装着しておきたいメーカーオプションについて考える。
メーカーオプションには、安全装備や先進機能といった複雑なメカニズムの装備が多い。衝突被害軽減ブレーキはほとんどの車種に装着されるが、後方の並走車両を検知して知らせる安全機能、サイド&カーテンエアバッグ、車間距離を自動制御できるオートクルーズコントロールなどは、いまもオプション設定の車種がある。こうした安全装備は、交通事故を避けるためにも可能な限り装着したい。万一のときに乗員や相手方を救う一種の保険になるからだ。運転支援機能もドライバーの疲労を軽減するので、安全性向上にも寄与する。
ステップワゴンのマルチビューカメラシステム画像はこちら
快適性を高めるメーカーオプション装備には、スライドドアの電動開閉機能、運転席や助手席の電動調節機能、シートヒーター、ステアリングヒーター、ガラスサンルーフなどがある。これらの装着は、必須条件ではない。自分の使い方と価格を考えて、必要か否かを判断すればいいだろう。
ただし、昨今は1台のクルマを購入すると5年から10年間は使う。その過程で使い方が変化することも多い。たとえば、購入してから数年後に子どもが生まれたり、高齢になった親を同乗させることまで考えると、乗降性を向上させるスライドドアの電動開閉機能やサイドステップはあらかじめ装着しておきたい。また、子どもが成長してアウドドアライフを楽しむなら、ハイブリッドなどの電動車に用意される100V・1500Wの電源コンセントも備えておきたい。災害時などにも役立つ。
車内に設置された100V・1500Wの電源コンセント画像はこちら
数年後に下取りに出すときのことを考えると、中級グレードにオプション装備をたくさん付けるよりも、標準装着されている上級グレードを選ぶほうがお得だ。売却時の査定は、基本的に車種やグレードで判断され、オプション装備はあまり評価されないからだ。
カーナビのように、メーカーオプションとディーラーオプションの両方に設定される装備もある。メーカーオプションは、種類が限られて安価でもないが、機能が充実している割に価格を安く抑えている。ディーラーオプションでは得られない居眠り運転などを警報する機能を備えた車種もあり、充実した内容を考えると、メーカーオプションは買い得度が強い。
ホンダ・ステップワゴンAIR EXとSPADA BLACK EDITION画像はこちら
一方、ディーラーオプションの価格設定には販売会社の利益が多く含まれるので、メーカーオプションに比べて割高だ。そのために値引きは、ディーラーオプションのほうが増額しやすい。