この記事をまとめると
■旧車にはハイオクを入れることが勧められている
■ハイオクはノッキングのしにくさやエンジン内部の洗浄効果の高さが売りだ
■当時の有鉛ガソリンに近い効果をもつこともハイオクが推奨される理由のひとつだ
「旧車にはハイオクを」の真意
日本で販売されているガソリンには、「レギュラー」と「ハイオク」の2種類があり、車種に応じてレギュラー仕様であったりハイオク仕様であったりと使用燃料が指定されている。
なかでも輸入車やハイパフォーマンスモデルにおいてはハイオク指定で、レギュラーの使用は厳禁とされている車種もあり、購入時にはしっかり確認した上で給油に臨みたいものだ。
そんなガソリンの種類であるが、旧車においては「もともとレギュラーガソリン仕様であってもハイオクを入れたほうがよい」という話があるが、果たしてどういった理由があるのだろうか。
ハイオクを給油するイメージ画像はこちら
そもそもレギュラーとハイオクの違いは「オクタン価」の違いが主で、ハイオクとは「ハイ・オクタン価」、つまりオクタン価が高いガソリンということになる。
なお、このオクタン価は発火のしにくさを表しており、オクタン価が高いものほど発火しにくいものとなる。「発火しにくい」と聞くとネガティブな印象もあるかもしれないが、発火しにくいということはノッキングと呼ばれる異常燃焼(狙ったタイミングよりも早く発火してしまうこと)が抑えられ、エンジンをより高圧縮なものにすることができるので、ハイパフォーマンスモデルにハイオクの採用例が多いということになるワケなのだ。
レクサス IS500のエンジン画像はこちら
そして、「旧車にハイオクを入れたほうがよい」といわれるもうひとつの理由が、ガソリンに含まれる添加剤にある。ハイオクに含まれる洗浄剤などの添加剤が、古いクルマのエンジン内部をクリーンに保つことができるとされており、この効果を狙って、旧車にハイオクが推奨されているのだ。
さらにより古いモデルで、当時の「有鉛ガソリン」が指定燃料とされている車種も存在しているが、いまは販売されていないこの有鉛ガソリンは、ノッキングを抑える性能とバルブとバルブシートの摩耗を軽減する性能が含まれていた。
有鉛ガソリンのステッカー画像はこちら
そのため、ノッキングが抑えられるハイオクガソリンを入れることで、当時の有鉛ガソリンに近い性能を実現することができるというのも、「旧車にハイオク」といわれる所以といえるだろう。
なお、現在のハイオクガソリンにはバルブ類の摩耗を軽減する性能は含まれていないため、当時の車両を日常に使用するのであれば、ハイオクガソリンの使用とともに、有鉛ガソリン仕様車用の燃料添加剤を入れたり、バルブシートなどを無鉛ガソリン対応のものに交換するといった対処も求められる点に注意したい。