ジャパンモビリティショーで見かけた歌舞伎役者のイラストの缶! 名前はなんと「煤殺し」って一体ナニモノ?

この記事をまとめると

■ディーゼルエンジン向け添加剤として「煤殺し」という商品がある

■排ガス浄化装置のDPFフィルターを詰まりにくくする効果がある

■トラックだけでなくディーゼルエンジンを搭載するクルマなら幅広く使える

煤殺しってなんだ!?

 ファーストコンタクトは、トラックパーツショップに行ったとき。レジカウンター前に陳列されているのを見たときだ。その容器はどこにでもあるオイル缶だったが、描かれているのは歌舞伎役者のイラストであり、そこに商品名らしき「煤殺し」という文字もある。そのときはなんの商品なのかを気にすることもなく通り過ぎだけだった。そもそも「煤」という文字に馴染みがなかったし、フリガナがなければ読めなかったかもしれない。そんな具合だった。それからしばらく時間がたった2025年のジャパンモビリティショー。会場のなかで、再び煤殺しと出会うことになる。

 そのときに煤殺しがディスプレイされていたのは、飲料水の自販機と陳列棚。知らない人から見れば、新しいドリンクと間違えても当然だった。そして、インパクトも十分だった。こうした大きなイベントでブース出展しているとなれば気になるのは当然。そこでこの「煤殺し」という商品について調べてみることにした。

 まず手に取ったチラシを見ると、ディーゼル車用、トラック、バス、という文字が躍っている。どうやらディーゼルエンジンに対応する添加剤のようだ。

 さらにパンフレットも読み進めると「DPF再生回数、時間を大幅に短縮」と書かれている。ここで簡単にトラックに装備されているDPFについて説明しておこう。

 DPFとは「Diesel particulate filter」の略で、排ガスに含まれる煤(スス)などの粒子状物質を除去するために搭載されている排ガス浄化装置のことだ。DPFはマフラーに装備され、現在ではディーゼルエンジンが搭載されているトラックやバス、乗用車すべてに装着されている。

 名称はDPDやDPRなどメーカーによって多少の違いはあるが、機能は同じだ。そしてこのDPFは何もしないまま使い続けると、軽油の燃焼で発生する煤やエンジンオイルに含まれている金属分などで目詰まりを起こしてしまう。

 そこで自動再生または、手動再生によって詰まった物質を強制的に燃焼させることで、DPFフィルターを繰り返し長く使用できる状態をキープするというのが大まかな流れだ。

 この仕組みを理解した上で煤殺しのキャッチコピーを見てみると、煤殺しを注入することで、DPFに煤が詰まりにくくなるという添加剤というのがわかった。つまりこのことがDPF再生回数を減らすと同時に、DPF再生にかかる時間も短縮できるわけだ。

 この煤殺しは大型トラックだけでなく、中型、小型のトラックにも使えるほか、ディーゼルエンジンを搭載するバンや乗用車にも使用できるラインアップとなっている。

 ここまでが「煤殺しとはなにか?」という話なのだが、筆者が注目した一番の理由が、その目を引くパッケージングと強烈なネーミングが印象的だったらだ。

 最初にお店でパッケージデザインを見たときは、なにが入っているのだろうと興味をもったし、その次に煤殺しというネーミングのインパクトがすごかった。そして、そのときはあまり気にならなかったが、時間がたつにつれ、どんな製品だったのだろう? と思い始めていたほどだ。

 そんなタイミングで自販機に入った煤殺しを見たりパンフレットを手に取ってみたところ、これは全国のトラックドライバーはもちろん、ディーゼルエンジン搭載の乗用車に乗るオーナーもきっと気になるに違いないと、今回のリポートとなったわけだ。細かな商品説明は割愛するが、気になる人はメーカーの公式サイトでチェックしてみてほしい。

煤殺し公式サイト

https://susugoroshi.com/


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