初任給でドリンクホルダーすら買えないだと? フェラーリのオプション価格を見てると金銭感覚がバグる (2/2ページ)

もはや金額を気にして買う世界ではない

ドリンクホルダー:28万円

 エンブレムやボディカラーというのは職人技への代価といえなくもありませんが、フェラーリは車体とバランスを取ろうとしているのか、ちょっとしたアイテムも異様に高いのです。極めつけはカーボン製ドリンクホルダーの28万円で、シャンパンでもオマケについているのかと思うほど。

 また、アップルカープレイだって50万円と、国産車に追加する場合の10倍ほどは取られます。そして、バウアー&ウィルキンスはそもそも高級オーディオですが、フェラーリに積むとなると130万円は覚悟しなければなりません。そのほか、インテリアではカラーシートベルト15万円、刺しゅう入りマット17万円、灰皿キット9万円、デイトナシートを奮発すれば一脚47万円、さらに洒落た2トーンにすれば76万円に跳ね上がるといった具合。もはや、一流デザイナーに一軒家をオーダーするかのような感覚でしょう。

マグネライド・サスペンション:65万円〜

 もちろん、走りにかかわるオプションも充実&高価格設定です。磁性流体を利用して減衰力(ショックアブソーバーの硬さ)を瞬時に可変させる最先端のセミアクティブサスペンションシステム「マグネライド」は65万円。フロントのブレーキキャリパーを赤くしたかったら19万円、20インチの鍛造ダイヤモンドホイールは87万円、カーボンリヤディフューザーは170万円のエクストラ。ほかにも前後パーキングカメラ65万円、カーボン製アンダードアカバー95万円など、庶民感覚からはさらに遠のくことに。

ヘッドレスト跳ね馬の刺繍:15万円

 フェラーリをはじめとしたプレミアムブランドは、「パーソナライズ」と銘打ってあなただけの1台をおすすめしていますが、生半可な金銭感覚ではとうてい実現できるものではなさそうです。やはり、価格表など一顧だにすることなく「アレとコレ、それからこっちも付けておいて」と無造作に注文できるオーナーこそ、パーソナライズド・フェラーリにふさわしいのかもしれません。フェラーリを手に入れるというのは、夢が広がるといえば聞こえはいいものの、やはり庶民の感覚とはマッチしがたいものなのです。


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石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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