この記事をまとめると
■新時代のルノーのフラッグシップとなる「フィランテ」が発表された
■フィランテはフランスと韓国のデザインセンターの共同開発による流麗なクーペSUVだ
■今後のルノーの電動化とプレミアム化を象徴する1台となっている
ルノーが新世代フラッグシップSUV「フィランテ」を公開
ルノーがグローバル市場に向けて送り出す、新時代のフラッグシップモデルとなる新型SUV、「フィランテ」を発表した。フィランテは、アジアや中東を主戦場に、ルノーというブランドの存在感を高める役割を担う。デザイン、テクノロジー、そして電動化戦略まで含め、今後のルノーの動向を占ううえで重要な1台となっている。
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全長4915mm、全幅1890mm、全高1635mmのEセグメントの立派な体躯には、150馬力の1.5リッター直4ターボに136馬力と82馬力のふたつのモーターを組み合わせた、システム総合出力250馬力のパワートレインを備える。たしかにこのパワートレインも注目に値するものであることは確かだが、フィランテを語るうえで避けて通れないのが、そのデザインであることに異論はないだろう。
フィランテのデザインは、フランスのルノー・テクノセンターと、韓国のルノー・デザインセンター・ソウルによる共同開発。本国フランスのデザインセンターがトレンドの最先端を行っているのは当然ながら、ルノー・デザインセンター・ソウルもそのデザイン力の高さには定評があり、近年ではスタイリッシュクーペSUVであるアルカナも、同センターが主導したものであることが知られている。そんなルノーグループ内でも最先端を行く両者が手を組んだフィランテのスタイリングは見どころいっぱい。
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まず目を引くのが、徹底的に磨き込まれた流麗なシルエット。車名の「フィランテ」は、1956年に速度記録を樹立した伝説のコンセプトカー、「エトワール・フィランテ」に由来したものであるが、その名に恥じない空力性能を重視した造形が随所に見てとれる。
後方になだらかに流れるルーフラインは、クロスオーバーSUVでありながらクーペのような軽快感を演出。SUVの力強さとクーペのエレガンスを高次元で融合させている。
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また、フィランテの最大の特徴ともいえるのが、ルノーの最新デザイン言語を取り入れたフロントマスクだ。LEDシグネチャーライトとブランドエンブレムを中心にしたグラフィカルでフレームレスなグリルが電動化時代のルノーを象徴する。
先にデビューしたキャプチャーやルーテシアに共通するイメージをさらに昇華させることで、フラッグシップモデルらしいエレガンスを手に入れている。
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サイドやリヤも決して華美な装飾こそないが、シンプルな面構成により、先進性と個性を両立。クロスオーバーSUVでありながら徹底的にオフロード色を排し、都市型プレミアムSUVとしての立ち位置を明確にしている。
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フィランテは、このスタイリングだけでも購入するだけの価値があると思わせてくれる、そんな秀逸なデザインのSUVだ。ルノーによると、同車は2026年3月に韓国でデビューした後、コロンビア、チリ、ウルグアイなどの中南米の一部地域で販売を開始、さらに2027年初頭には湾岸諸国へと販売エリアを拡大していくという。残念ながらその発表には「日本」の文字はない。
日本導入の有無はさておきフィランテは、電動化とプレミアム化を軸に、デザインという強力な武器で世界市場へ挑む、これからのルノーを物語る重要なモデルとなることは間違いない。ルノーのいちファンとして、フィランテの今後の活躍を遠くからでも見届けたい。いや、でもやっぱり日本でも売って欲しいぞ。