まだまだ増える限定モデル
2024年には内外装のほかシャシーやエンジンの進化、8速DATの採用など、全方位で大幅刷新を受けた後期モデル(通称:24式)へとGRヤリスがリニューアル。以後の特別仕様車は、そちらをベースとするものとなる。
Sébastien Ogier Edition・Kalle Rovanperä Edition(各100台限定)
GRヤリス Sébastien Ogier Edition(左)とKalle Rovanperä Edition(右)画像はこちら
TGR World Rally Team(TGR-WRT)に所属するドライバー2名監修による限定車で、それぞれの名前がモデル名に冠されたSébastien Ogier EditionとKalle Rovanperä Edition。ベースとなるのは進化したGRヤリスのRZ “High Performance”で、各ドライバーの好みに合わせた走りを実現すべく、本モデル専用の四駆制御モードを開発。標準車両の「GRAVEL」「TRACK」と置き換える形で、それぞれ2モードずつ専用制御を設定した。
Sébastien Ogier Editionには専用色「マットステルスグレー」を採用し、オジエ選手の母国であるフランス国旗のトリコロールカラーの加飾を随所にあしらったほか、軽量ラリーリアスポイラーやブルーのブレーキキャリパーが特徴。
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Kalle Rovanperä Editionでは、ラッピングではなく塗りわけとされたアグレッシブな3色カラーのボディのほか、GRMNヤリスと同一の可変リヤスポイラーや等速リヤディファレンシャルなどが採用された。
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MORIZO RR(100台限定予定)
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ここからは2026年になってから姿を現したモデルであるため、記憶に新しいというユーザーも多いかもしれない。東京オートサロン2026でプロトタイプが公開されたMORIZO RRは、モリゾウこと豊田章男とともに、2025年にニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦し、その挑戦によって誕生した特別仕様車だ。
大型リヤウィングをはじめとする専用エアロパーツによる強力なダウンフォースと、それをもとに詰められた足まわりのほか、パワーステアリングの設定を変更。専用色の「グラベルカーキ」が印象的なエクステリアは、前述のエアロパーツ以外にもカーボンボンネット、ブロンズ塗装アルミホイール、イエローキャリパーでインパクト抜群。インテリアでは、モータースポーツにおける操作性を追求して小径化・スイッチ類の変更で大きくデザインを変えた専用ステアリングが注目のポイントとなっている。
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このMORIZO RRは、2026年春以降にスマートフォン向けアプリ「GR app」を通じて抽選申し込みが開始される予定だ。
Sébastien Ogier 9x World Champion Edition(100台限定)
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2026年1月22日に発表されたばかりなのが、Sébastien Ogier 9x World Champion Edition。WRC2025でドライバーズチャンピオンを獲得し、通算9度目のチャンピオン獲得となったセバスチャン・オジエ選手の功績を讃えるモデルだ。
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前述のSébastien Ogier Edition同様の専用ドライブモードセレクトに加え、新たな専用ボディカラーとなる「グラビティブラック」と専用バイナル、そしてMORIZO RRとセンターパッド部が同一の新型ステアリングホイールを採用。ベースとなるのが2025年の年次改良で追加となった”Aero Performance Package”であることや、前回の「オジエ」にはなかった縦引きパーキングブレーキが装備される点にも注目だ。こちらもMORIZO RRと同様、「GR app」を通じて2026年春以降に抽選申し込みが開始される予定となっている。