歴史ある道の駅はコナンの街にもあった
●道の駅 大栄(だいえい)
「道の駅 大栄」は、鳥取県北栄町の国道9号線沿いにある道の駅だ。お台場いちばでは、地元生産者が丹誠こめて作った、「大栄西瓜」という鳥取を代表する大玉スイカ(6〜7月ごろ)や、「砂丘ねばりっこ」という名の鳥取砂丘名物の長芋(周年を通じて販売)などが並んでいる。また、ど真ん中食堂では、地元の食材を使った料理が味わうことができ、スイカソフトも人気の名物となっている。
鳥取県北栄町の国道9号線沿いにある「道の駅 大栄」画像はこちら
道の駅 大栄の周辺は、名探偵コナンの作者・青山剛昌氏の出身地であり、周辺一帯が「コナン通り」として聖地化されている。道の駅に隣接している「青山剛昌ふるさと館」やコナンの家 米花商店街、数多くのコナン銅像やコナン駅、コナン大橋といったスポットが点在し、ファンにはたまらない観光エリアだ。
道の駅 大栄の周辺にあるコナン大橋画像はこちら
●道の駅 掛合の里(かけやのさと)
島根県雲南市掛合町をとおる国道54号線(出雲神話街道)沿いにあるのは、「道の駅 掛合の里」だ。また、敷地内にある緑地公園には、ミュージシャン・タレントとしても知られるDAIGO氏の祖父、第74代内閣総理大臣である故・竹下 登氏(掛合町出身)の像が建立されている。
じつは道の駅制度は、竹下内閣が1988年に打ち出した、「ふるさと創生事業(全国の市区町村に1億円を交付)」の理念と時期を同じくして発展した公共事業なのだ。
島根県雲南市掛合町にある国道54号線(出雲神話街道)沿いの「道の駅 掛合の里」画像はこちら
そんな雲南市にある観光名所が、「斐伊川堤防桜並木」だ。日本さくら名所百選に選ばれた中国地方随一の桜の名所で、毎年3月下旬から4月上旬にはヤマタノオロチ伝説で有名な斐伊川にそって、全長約2kmの桜のトンネルができる。
桜まつりの時期には、約800本のソメイヨシノが続く堤防にはたくさんの屋台と人々で賑わっている。また、桜のトンネルがぼんぼりに照らされる夜桜も風情を感じられるポイントだ。
雲南市にある観光名所「斐伊川堤防桜並木」画像はこちら
●道の駅 阿武町(山口県)
山口県北部の国道191号線沿いにあるのが「道の駅 阿武町」。阿武町で水揚げされる新鮮な魚介類や、幻の和牛といわれる無角和牛をはじめとする、産直の強みを生かした新鮮な料理を提供するレストラン「阿武産直 千代丸食堂」や「うぉっちゃ食堂」、カフェやアイスクリームといった多くのお店が立ち並んでいる。
山口県北部の国道191号線沿いにある「道の駅 阿武町」画像はこちら
そのほかにも、オートキャンプ場である「ABUキャンプフィールド」や海の見える天然温泉「日本海温泉 鹿島の湯」、「RVパーク」では車中泊も可能だ。人気の恋愛スポット「幸せのモニュメント」では、多くのカップルや家族が足を運んでいるという。このように道の駅 阿武町は、施設が充実しているのが特徴だ。
人気の恋愛スポット「幸せのモニュメント」画像はこちら
また、周辺の観光スポットには、「惣郷川橋梁(そうごうがわきょうりょう)」がある。昭和7年完成した、JR山陰本線に架かる全長189mの鉄道橋だ。海沿いにカーブを描く鉄道橋で、鉄道ファンの間では有名な撮影スポットとなっている。とくに夕日を背にシルエットが浮かび上がる列車の姿は、非常に美しく絵になる光景だ。
また、惣郷川橋梁の撮影ポイントのすぐそばには、「川尻バス停」がある。バスを待つための小屋とうしろの森の雰囲気が、映画「となりのトトロ」に出てくるバス停に似ていることから、いつしか「トトロのバス停」と呼ばれるようになったという。
夕日に染まる「惣郷川橋梁(そうごうがわきょうりょう)」画像はこちら
結局、道の駅の「第1号」はひとつに決められるものではない。制度としては1993年4月22日の第1回登録で103駅がいっせいにスタートした一方で、今回紹介した道の駅には多くの特徴や歴史をもっており、まさに元祖と呼ぶにふさわしい道の駅といえそうだ。