この記事をまとめると
■チューニングはどんなものでも性能が向上するというわけではない
■見た目には効果的でも性能面ではデメリットのある改造は多い
■なかには事故やトラブルを招く危険なものもある
もはや単なるドレスアップとなっている無意味なチューニング
●鬼キャン
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タイヤのネガティブキャンバー角を過剰に付けてある状態を指す「鬼キャン」。鬼のようにキャンバー角を付けてあることが語源だと思われる。見た目に鬼キャンが好きなのは構わないが、性能的には無意味どころかマイナスしかない。
そもそもは1990年代のレース「グループA」などで、フロントタイヤに大きくキャンバー角が付けられていたもの遠因だと思われるが、あれはあのころのクルマとタイヤ、レギュレーションでそうするしかなかったというだけ。
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キャンバー角はコーナリング時のグリップがよくなるなどの効果もあるが、付ければ付けるほど直進時の接地面積は減ってグリップ力は下がっていく。ブレーキを踏んだときにはABSが入りやすくなり、アクセルを踏めばタイヤが空転しやすくなる。普段乗りではとっさの急ブレーキが利きにくくなるわけで、危険になるだけ。見た目のかっこよさや、ホイールをツライチにするのにキャンバー角を増やしたいのもわかるが、5°くらいまでがストリートの適正値だろう。
●キャリパーカバー
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純正ブレーキキャリパーに付けることで、対向式のようなルックスに変えてくれるカバーだが、これも害しかない。熱がこもってトラブルが起きる事例が頻発している。自分は街乗りしかしないので……という人もいるが、本気でサーキット走行をする人でキャリパーカバーをする人はいない。普段乗りでも下り坂だったり、重いクルマでは想像以上に熱が発生している。取り付けるのは絶対にやめてもらいたい。