本当にクルマの性能を理解していたらやらないはず
●バブリング
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アクセルをオフしたときにマフラーから「バンバンバン」という音がするバブリング。もともとターボ車のレーシングカーやラリーカーが、アクセルをオフにしてから次にアクセルを踏んだときにタービンの回転が遅く、そこからタービンがまわって過給して加速力を得るまでのターボラグを短くするために生まれた技術だ。
その原理は、アクセルオフのときにもガソリンを噴いて、排気バルブが開いているタイミングでプラグから着火することでエキゾーストパイプ内で燃焼を起こし、その爆風でタービンを高速回転させておこうというもので、アンチラグシステムやミスファイアリングシステムと呼ばれる。
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その減速中に「バンバンバン」となるのがかっこいいからと、意図的にECUチューンをして音を鳴るようにしたのがバブリングと呼ばれるもの。公道でターボラグが気になるシチュエーションはまずないわけで、ただたんにガソリンのムダ遣い。さらに排気管内で爆発が起きるので触媒が割れたり飛んだりするトラブルの原因になる。
最近ではNA車でもバブリングができる車種もあるという。そもそもターボ車でなければ意味がない技術であり、それをNA車でもできるというのはもはや意味不明なレベル。
●普段乗りしかしないのにオイルクーラー
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オイルの適正温度は車種やその設計された時代にもよるが、110℃くらいまではまったく問題なく適正。よかれと思って街乗りや高速道路メインの使い方でオイルクーラーを付ける方もいるが、油温を100℃以下に抑えたからといってメリットはない。むしろ、乗るたびに100℃くらいまで温度が上がらないと結露から生まれた水分がオイルに混ざり、それが気化してくれなくなるので、オイルが乳化してしまうことがある。乳化したオイルは正しい性能を発揮してくれないので即交換が必要となってしまう。
また、オイルクーラーを付けるということは、ホースの接続部分がいくつも生まれるということ。それだけオイル漏れが起きるリスクも高くなる。エンジンオイルが漏れるとエンジンブローも起こしかねないし、車両火災のリスクもある。そういった意味でも無闇に付ければいいパーツではないのだ。