店内は異国情緒漂う独特の雰囲気
そうこうしているうちにオーダーしたポークソテーがやってきた。お箸も用意されていたが、ここはナイフとフォークを使って食すことにする。その後コーヒーを飲みながらしばらく店内を観察することにした。店にいたのは数十分だったが、来店するのは港湾関係者が少なく、少し不思議な感じがした。
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会計のときに、スタッフさんにこの店は夜もやっているのかと聞いたところ、残念ながらコロナの影響もあり、いまはランチタイムだけの営業とのことだった。パーの作りを見るとおしゃれなカウンターと左手には大きなモニター。本牧という場所柄を考えるとデートスポットとしても人気が出てもおかしくない。このとき話を聞いた男性スタッフによると、世界中でコロナが蔓延したおかげで、本牧に停泊する船乗りたちに下船許可がなかなか降りなくなったとのことだった。
そしてコロナが収まったいま、じつは船から下りた船乗りたちはこのシーメンスクラブへやってくるのではなく、日本独特の文化でもあるラーメン屋を探しに行ってしまうのだとか。
とはいえこのダイナー風なお店が埠頭内にあるというのはちょっとした隠れ家的スポットといえないだろうか。バータイムの営業はないものの、ビリヤードや外貨両替はいまでも営業中だ。港のなかは飲食店不毛の地というのが常識ではあるが、よく探すとこうした素敵なお店が点在しているのも面白いところ。
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ちなみにシーメンスクラブの並びにあるコンビニと食堂は海員生協という名前で営業している。これまた海沿いの埠頭ならではの施設といえる。
グルメサイトでも少しだけ情報が載っているこのシーメンスクラブ。しかしながら実際に訪れてみるとその雰囲気に惹かれる人は決して少なくないと思う。店内のあちこちに飾られる海の男たちのアイテムや、異国情緒漂う装飾などぜひ実際の目で見てほしい。横浜本牧という土地柄、ドライブの途中で立ち寄ってほしい店である。