三元豚の蒲焼きはまさに絶品! 一般人も入れるトラックターミナルを見学しつつ港メシを堪能してみた (2/2ページ)

味付けの濃い三元豚ロース蒲焼が激ウマだった

 店内に12時ちょうど入店すると先客が3名。きっと常連客なのだろう、すでに食事を始めていた。

 このような港メシ食堂を初めて利用するときに最初に気をつけなければならないのは、食事を受け取るまでの手順だ。最初に食券を買うというのはよくあるパターンなのだが、その食券をどのタイミングでスタッフに手渡すのか、これは食堂によってルールがまちまちなので初めての訪問の際は前の人の動きをよく見てから食券を買う儀式が必要となる。しかし、今回は前に並ぶ人も居ないため、とりあえず食券を買いカウンターへと進む。

 すると、そこにはできたての三元豚ロース蒲焼がすでに並べられていた。ひとつを手に取りお盆へ乗せた後カウンターへ進む。すると、数種類のなかから好きな小鉢を選ぶことができるという。メインティッシュご飯や味噌汁だけでなく、一品が追加されるというのも港メシならではの特徴かもしれない。

 今回も味付けの濃い肉を黙々と食べる。やはりうまい、まさに港メシに外れなしなのだ。

 すべてを食べたあと、食器を返却口に戻すというのが最後の儀式だが、ここ京浜トラックターミナルの食堂でいままでと違う返却方法だった。お盆ごと返却口へ戻すというのが通常なのだが、ここでは食器の汚れを落とすための流水があり、それをくぐらせた後に奥の水が溜まったシンクへと投入するというシステムだった。初見ではわかりにくいそのシステムだが、そのやり方は丁寧に写真入りで説明されているので初めてでも戸惑うことはないだろう。

 残念なことに時間が早かったからなのかそれは出ておらずスタッフの方も近くにいなかったためそのままそっとシンクへと食器を入れておいた。

 そうこうしているうちに徐々に人が増え始め、定食を手渡すスタッフの女性と親しげに話すトラックドライバーの姿を何回も見かけた。その光景を見るとやはりここが物流の拠点だということを実感できる。

 今回訪れたレストランは座席も十分なとてもきれいな施設だった。レストランの外には水槽や休憩スペース、マッサージ機なども設置され、トラックドライバーの疲れを癒すには最適な場所となっている。

 基本的には関係者に立ち入り禁止のトラックターミナルであるが、建物の出入口からその奥までを見渡すことができる場所もあるため、もしここを訪れた際には普段は見られない物流拠点の一部を見てほしい。

 さらに、筆者が興味をもって観察したのが、スピードバンプと呼ばれる障害物を乗り越えるトラックの様子だった。板バネ、エアサスペンションなど構造の違いで、乗り越えるときの挙動がまったく違うということを間近で何台も見られる魅力的なスポットでもある。

 もし訪れる機会があれば食堂の港メシの他にも、こうした物流の細かい部分を観察してみてはいかがだろうか。


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