転売ヤーが生んだ悲劇!? あれだけ入手困難だったジムニーノマドが中古市場に溢れている!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

ジムニーノマドは登場と同時にすぐに受注を停止する大人気っぷりだった

■2型になってからは誰でも購入できるように販売形態が見直された

■中古車市場では現在ジムニーノマドが飽和状態となっている

ジムニーノマド戦線異状アリ!

 ちょうどいまから1年前である2025年4月3日、自動車業界の歴史に残る(!?)大事件が幕を開けた。それが、ジムニー5ドアこと、ジムニーノマドの受注スタートだ。ジムニーは日本市場で展開されていたモデルすべてが3ドアモデルや2ドア+幌のモデルであり、ある意味では硬派な古き良きクロカンスタイルを貫いてきたモデルだったのだが、使い勝手がよろしくないのも事実であった。

 そこで、昨今のSUVブームや市場からのユーティリティ面向上の声に応える形で、スズキは2023年1月にインドで開催された「Auto Expo 2023」にて、ジムニー5ドアを世界初公開。瞬く間に日本にもこのニュースが流れ、多くの人が熱狂した。

 その後は、前述のとおり日本にて「ジムニーノマド」として販売されることになったのだが、これがあまりにも人気すぎたのか、なんと受付開始から4日で約5万台という、とんでもない台数を受注。スズキもこれにはたまらず、4日で受注を中止してしまったのだ。この記録、有識者曰く限定車を除けば日本最速記録らしく、一部からは「読みが甘い!」なんて辛辣な意見もちらほら……。全ロット消化は、順当にいけば当初5年前後とまでいわれていた。

 さて、異様な人気っぷりを見せたジムニーノマドであるが、「欲しいのに買えない!」となれば、世の中の購買心理的に、さらなる悲劇が起こりやすい。そう、転売である。受注開始時は、265万1000円(5速MT)と275万円(4速AT)でそれぞれ販売されていたのだが、デリバリーが始まるや否や、中古車価格は一気に400万〜500万円前後を記録。多くは400万円台半ばから後半といった相場で取引されていた。

 じつは日本でジムニーノマドを正式販売する前に、並行輸入業者が先にインドなどで販売されていたジムニー5ドアモデルを並行輸入しており、一部店舗で販売していた過去がある。その際も500万円近いプライスを掲げていた。しかしこれは並行輸入車なので、多少(といってもかなりだが)高額でも目をつぶれる要素はある。

 しかし、今回のジムニーノマドは日本で販売されているクルマである。トヨタのランドクルーザーシリーズも、現在半端じゃない中古車価格になっているが、ジムニーノマドもまた転売ヤーの餌食になってしまったのだ。この金額で果たして誰が買うのか不明だが……。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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