【試乗】高速はドッシリ……でもコーナリングは一体感アリ! 待ちに待った新型ホンダCR-Vは走りも使い勝手も納得の完成度!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本市場で復活したCR-Vはサイズ拡大で存在感を強めた

■新e:HEVはロックアップロー採用で効率と走行性能を高めた点が特徴

■セダンライクな操縦性と快適性を両立し全方位で完成度の高いSUVに仕上がった

ホンダSUVのアイコンが待望のカムバック

 日本には燃料電池モデルのみが存在していた現行ホンダCR-Vに、現実的なハイブリッドのe:HEVを搭載したモデルが新登場した。振り返れば先代モデルの販売終了は2022年。その後は先代CR-Vとサイズ的に近いZR-Vが受け継ぐ予定で、現行CR-Vの導入予定はそもそもなかった話らしい。だが、現行モデルで6代目にもなるCR-Vにはファンが多く、海外で売っているのに日本で買えない現状を変えてほしいというリクエストが多くあったそうだ。

 こうしてめでたく日本復活となったCR-Vだが、目の当たりにするとその存在感は強烈だ。サイズは先代よりも全長は95mm、ホイールベースは40mm、全幅は10mm拡大され、全長×全幅×全高は4700×1865×1680mm。サイズだけでなく、直線基調としながらもメリハリあるボリューム感の高いボディラインのおかげもあり、存在感が際立っているのだろう。

 対するインテリアも、そのサイズのおかげでゆったりとした空間になっていることが伝わってくる。前席両側は先代に対し外側5mmの余裕ができたほか、視野角は+4.4°拡大し、開放的な視界が広がっている。ドライバーズシートに収まってみると、直線基調なボディのおかげで扱いやすく、車庫入れでも苦労することがなさそうなところがメリットのひとつだと感じた。ちなみに最小回転半径は先代と変わらずに仕立てたところはえらい。

 また、感心したのはステアリングのコラム角を先代の28°から25°へと変更したこと。セダンライクな操作性を達成しようという心意気がうれしい。一方リヤシートの快適性についても、ホイールベースが拡大されたおかげで足もとがかなり広くなった。シートスライドがついているため、その気になればラゲッジ容量を拡大することも可能。リクライニングは8段階にも変化させることができ、いままでよりも10.5度も寝かせられるようになった。リラックスして移動することができそうだ。

 パワーユニットは2リッターのe:HEVとなるが、先代とは違うアコードにも採用される直噴モデルに変更。発電用モーターと駆動用モーターを同軸とせず、並行軸に配置した2モーター内蔵電気式CVTには、ロックアップ可能なローギヤが追加されている。ちなみにこれはホンダとして初のもの。狙いは海外におけるトーイング(牽引)需要に応えるためだ。

 そもそもe:HEVには巡航時にエンジンと車軸とを直結するギヤが搭載されていることが特徴的だったが、ロックアップローはそれを低速側にも取り付けることでモーターの発熱を抑えようとしたものだ。あまりトーイング文化が浸透していない日本では宝のもち腐れになりそうだが、これによって数%の実燃費拡大が見込めるというから楽しみだ。


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