ガラガラでも止められる枠が決まっている! 知られざる「コンビニ配送トラック」の搬入事情 (2/2ページ)

無断駐車が大きな阻害となっている

 コンビニの駐車場は納品トラックのためではなく、あくまでも客のための用意されたスペースであると話すAさん。そのため、買い物をしている客や休憩している客の乗用車に対しては、気もちよく待つことができるそう。だが、時間的余裕がないために焦ることもあるようだ。

「配送会社によって変わると思いますが、各店舗の店着時間も定められているんですよ。それが結構タイトでシビアなので、どうしたって焦りは生まれますね。だいたい10店以上の店舗をまわることが多いんですが、ひとつのお店で遅れたら、そのあともずっと遅れることになりますから。コンビニ配送は基本的に近場の店舗をまわりますので、運転中に時間を短縮することは不可能なのです。都市部ですと、2〜3分も走れば次の店舗に到着しますからね。それだけに、待機することは正直避けたいところではありますね」

 納品時間が決められているのは部外者であっても想像できることであるが、駐車できる場所まで決められているということを知らないひとは、ごまんと存在するだろう。配送トラックを待たせたと申し訳ない気もちになるほどではないが、無断駐車となれば話は別だ。ひととして、あるまじき行為であるのは明白だからだ。そのため、対策に乗り出している店舗もあるようだ。

「配送員から指摘することもありますが、無断駐車が常習化している車両には店舗側も張り紙をしたり、警告することが増えています。配送トラックもそうですが、なによりもコンビニを利用したいお客さまが駐車できなくなることが問題ですからね。駐車できずに諦めて帰るお客さまも毎日のように見かけますし。無断駐車の撲滅、徹底的に取り組んでほしいと思います。もちろん、毎日のように訪れる配送員も、店舗側に無断駐車の疑いがある車両の情報提供を今後もしていくつもりです」。

 コンビニエンスとは、便利という意味をもつ。本来の意味である手軽にいろいろなものが購入できるという便利さではなく、無断で駐車できるという便利さを求めるひとは、ぜひとも考えを改めてほしい。


この記事の画像ギャラリー

新着情報